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「本当に寂しい」レッドソックス戦士が解任のコーラ監督へ惜別メッセージ

2020/01/19

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Getty Images



コーラ体制の2シーズンで大活躍

 
 一連の「サイン盗み問題」でボストン・レッドソック監督の座を解任されたアレックス・コーラ氏。突然、指揮官を失うことになった同チームのザンダー・ボガーツ内野手は失意の意を表明している。17日(日本時間18日)、公式サイト『MLB.com』のスペイン語圏版『ラス・マジョーレス.com』が報じている。
 
 ボガーツは、今回の騒動を受けて「(問題発生以降)何度か彼と話した。率直に彼が我々の監督でなくなることが悲しい。クラブハウスにおいて彼とトラブルを抱えていた人間はいなかったし、彼を悪く言う人間はいなかった」と振り返り、「我々が成し遂げた全ての事が特別なものだっただけにショックだ。正直に言って、寂しくなる」と続けた。
 
 今や2018年のレッドソックスのワールドチャンピオンについても疑いの目を向けられているが「それは間違っている。我々は、日々、ハードに練習し、ハードにプレーした。チームメイトは互いに助け合い、そして素晴らしいスタッフがいたんだ」と噂を一蹴する。
 
 この2シーズン、コーラ前監督の下で飛躍を遂げ、昨シーズンは打率.309、33本塁打、117打点というキャリアハイの成績を残した27歳は「彼が私を一段階上のレベルに上げる手助けをしてくれたと思っている。色々と感謝している」と述べた。
 
 そして、気になる次期監督について「彼(コーラ氏)のような人物がいいね。彼は初年度に優勝した。昨年は難しい時期もあったが、勝率5割は超えた。もちろん、我々が望むポジションではなかったが、彼の仕事は素晴らしかった。25人の選手をひとつにまとめるのは難しいことなんだ」とコメントしている。
 
 恩師の解任に惜別と感謝のコメントを述べたボガーツ。レッドソックス周囲の雑音をシャットアウトするためにも、今季はより一層の奮起が求められそうだ。