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メッツ解任のベルトランは殿堂入りできるのか。母国メディアは擁護の姿勢も

2020/01/18

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Getty Images

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現役通算2725安打、435本塁打

 2017年のヒューストン・アストロズによる一連のサイン盗み問題で、ニューヨーク・メッツのカルロス・ベルトラン新監督は指揮を執ることなく解任された。選手として輝かしいキャリアを誇るベルトラン氏の野球殿堂入りは実現するのか。16日(日本時間17日)、ベルトラン氏の母国プエルトリコの『プリメーラ・オーラ』紙がこの件について報じている。
 
 上述紙はベルトラン氏の解任を受けて「この事態はベルトランが殿堂入りするのを妨げるのかどうか。時間が決めるだろう」という記事を配信。その中で、ピーター・ガモンス記者は「私はベルトランの殿堂入りに一票を投じる」と主張する。
 
 そして「(共にプエルトリコ出身の)ベルトランとアレックス・コーラ(ボストン・レッドソックス前監督)に起こったことは残念だ。ジェフ・ルーノー(ヒューストン・アストロズ前GM)は何があったか知っていたはずだ。彼はドナルド・トランプ大統領の様に、真実から逃れようとしているだけだ。選手であったベルトランの罪はより軽いと思っている」と述べる。
 
 その上で「(今回の一件はあったが)ベルトランは並外れたプレーヤーであり、プエルトリコの人々を大事にしてくれる素晴らしい人間だ。物事の大きな流れの中で、私にとってベルトランとコーラは素晴らしい人間であり、ベルトランは殿堂入り級の選手だった」とコメントしている。
 
 20年に及ぶベルトラン氏のメジャー生活は栄光に満ちている。通算2586試合に出場し、2725安打、435本塁打、312盗塁を記録。1999年に新人王を受賞、3度のゴールドグラブ受賞に、9度のオールスターゲーム選出、またプエルトリコ代表として2度のWBC準優勝など、そのキャリアは確かに殿堂入りにふさわしい。
 
 キャリア最終年の2017年に自身初のワールドチャンピオンに輝いたものの、その裏で発覚したサイン盗み問題。メッツ監督の座も追われ、大きな代償を支払うこととなった。2023年には殿堂入り有資格者となるベルトラン氏。投票資格を持つ記者はどうジャッジを下すのか。ファンの反応も含め注目を集めそうだ。




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