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バーニー・サンダース米国上院議員とロブ・マンフレッドMLBコミッショナーが会談。マイナーリーグ削減案について議論

2019/12/04

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 ロブ・マンフレッドMLBコミッショナーが12月2日(日本時間3日)、バーニー・サンダース米国上院議員と会談し、2020年シーズン終了後に42のチームをマイナーリーグから削減する計画について意見を交換した。
 
 現在MLBはマイナーリーグを統括する全米プロ野球選手協会(National Association of Professional Base Ball Players)と新たな協定を交渉している。注目される削減案は主にルーキーリーグやショートシーズンリーグに属するチームが対象とされている。
 
 サンダース氏は会談に先立つ11月25日にマンフレッド氏への書状を公開し、この削減案を「全国の野球ファン、従業員、そして地域社会にとって紛れもない悲劇になるだろう」と強く非難していた。
 
 会談の後、MLBは公式ホームページに声明を発表している。以下全文翻訳。
 
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「我々はMLB球団がない地域社会においてプロ野球チームが存在することの意義を充分に理解している。国民の娯楽である野球が全国の何千万人ものファンに支えられていることを感謝している」
 
「我々はマイナーリーグ球場に使われた公的資金が全ての市民の利益にために正しく運用されることを地域社会に対して保証する義務があることを理解している」
 
「MLBはまたマイナーリーグ選手たちにプロ野球選手の育成にふさわしい安全な施設を提供しなくてはいけない。彼らエリート・アスリートたちは理不尽な遠征を強いられるべきではなく、生活するのに充分な収入と待遇を得ることに加えて、将来メジャーリーグに昇格する現実的な可能性も与えられなくてはいけない」
 
「MLBはマイナーリーグと交渉を継続し、地域社会、MLB球団、マイナーリーグ球団オーナー、そしてプロ野球選手への夢を追う若い選手たちの間でバランスが取れた解決策を探っていくことを約束する」
 
「我々がかねてから公式及び非公式に述べてきた通り、マイナーリーグとの交渉がどのような結果になったとしても、MLBは現在マイナーリーグ球場をもつ全ての地域社会から野球の灯を絶やすことをしない。実行可能かつファンにとって魅力的な形で野球を楽しむ案をMLBは全力でサポートする。我々は全ての関係者の利益になる解決策に到達できることを確信している」
 
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 バーモント州選出の上院議員サンダース氏は自らを民主社会主義者と呼び、2016年大統領選では民主党候補の座をヒラリー・クリントン氏と激しく争ったことで知られている。社会平等を強く訴え,経済格差を指弾するサンダース氏は特に若い世代から熱狂的な支持を得た。2020年の大統領選にも出馬を表明している。
 
 本会談の後、サンダース氏はマンフレッド氏の誠実な対応を評価する声明を発表し、今後もこの交渉の行方を注意深く監視していくと語っている。
 
 
角谷剛




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