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アストロズとナショナルズ、世界一を手にするのは? いずれも強力先発投手陣と分厚い選手層

2019/10/22

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両指揮官も熱戦に期待!第1戦の先発はコールVSシャーザー

 アメリカン・リーグを2年ぶりに制したヒューストン・アストロズと、初めてナショナル・リーグ覇者に輝いたワシントン・ナショナルズによるワールドシリーズが、あす22日(日本時間23日)に開幕する。
 
 今回のワールドシリーズはアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで開幕し、第2戦まで同地で開催。そして第3戦~第5戦はナショナルズの本拠地ナショナルズ・パークに場所を移し、もつれれば再びミニッツメイド・パークで第6戦~第7戦を行う。7回戦制で先に4勝したチームが世界一の座を掴む。
 
 米公式サイト『MLB.com』によれば、第1戦からホームアドバンテージを持つアストロズのA.J.ヒンチ監督は大一番に向けて「我々は優位に立っている。このチームにふさわしい功績のためにもう少し頑張らないといけない。しかしそう感じることは素晴らしいことだ」と2017年以来となる覇権奪回へ意欲満々のコメントをしている。
 
 一方、前身のモントリオール・エクスポズを含めて球団創設以来初のリーグ優勝を果たしたナショナルズのデーブ・マルティネス監督は「ここまで来るためにみんなが頑張ってくれた。今年は信じられない試合を多くしてきている。長い道のりを歩んできたんだ」と選手たちの奮闘を称えながら、初の舞台を噛み締める思いを語った。
 
 米公式サイト『MLB.com』では第2戦までの両チームの先発投手が予想発表されており、第1戦はアストロズがゲリット・コール投手、ナショナルズがマックス・シャーザー投手。第2戦はアストロズがジャスティン・バーランダー投手、ナショナルズがスティーブン・ストラスバーグ投手となっている。
 
 第1戦で先発するアストロズのコールは、今ポストシーズン3勝0敗、防御率0.40と圧巻の成績。また、プレーオフを含む最近25試合で19勝0敗、防御率1.59と5月22日(同23日)に黒星が付いて以来、安定した内容とともに連勝が続いている。
 
 対するナショナルズのシャーザーも今ポストシーズンで4試合に投げ2勝0敗、防御率1.80。先発、救援の両方を任されながらエースとしてチームを支えてきた。デトロイト・タイガース時代の2012年にはワールドシリーズのマウンドを経験しており、サンフランシスコ・ジャイアンツとの第4戦では6回1/3を投げて被安打7、与四球1、奪三振8、失点3の成績を残した。

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