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アストロズとナショナルズ、世界一を手にするのは? いずれも強力先発投手陣と分厚い選手層

2019/10/22

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新人投手の目覚ましい活躍に注目、打者のキーマンは両LCSのMVP

 また、同サイトは両チームのブルペンの状態も比較。アストロズはニューヨーク・ヤンキースとのア・リーグ優勝決定シリーズ第6戦で「ブルペンデー」を採用し勝利を掴んだが、その試合でマウンドに登った7投手がいずれもワールドシリーズに向けて備えており、中でも本来先発のブラッド・ピーコック投手と新人のホセ・アキーディー投手の存在は層に深みを持たせているとした。
 
 一方のナショナルズは、主に終盤2イニングを任せるショーン・ドゥーリトル投手とダニエル・ハドソン投手に加え、今ポストシーズン登板5試合中4試合で好投している新人タナー・レイニー投手がその3番手として考えられていることに注目。マルティネス監督にとって終盤の3イニングを任せられる投手がいることは心強いとしている。また、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で先発した左腕のパトリック・コービン投手を再びブルペンで待機させ、第2戦までに登板させる可能性があるとの見方を示している。
 
 野手のキーマンに挙げられたのが、それぞれのリーグ優勝決定シリーズで最優秀選手賞(MVP)に選ばれたアストロズのホセ・アルトゥーベ内野手と、ナショナルズのハウィ・ケンドリック内野手。アルトゥーベは今ポストシーズンで打率.349、優勝を決めるサヨナラ弾を含む5本塁打、8打点をマークする絶好調ぶり。ケンドリックも36歳のベテランながら同シリーズで9打点と勝負強さを発揮した。
 
 ともにリーグ屈指の先発投手陣を持つことで知られるチームだが、中継ぎ投手、野手も選手層が厚く、ハイレベルな戦いが予想される。どちらのチームが世界一を手にするのか、今季最後の決戦がいよいよはじまる。

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