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カブスの新指揮官に元ヤンキース監督ジラルディ氏が有力である理由。実績は十分、自身3度目のメジャー監督へ意欲示す

2019/10/04

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ここまで7球団で監督退任が決定

 かつてニューヨーク・ヤンキースを2009年ワールドシリーズ優勝に導いたジョー・ジラルディ氏が再びメジャーリーグの監督に復帰することを望んでいる。ジョー・マドン元監督の退任が発表されたシカゴ・カブスの地元ラジオ局『670 The Score』のインタビューで明らかにした。
 
 MLBでは両リーグのワイルドカードが決定し(ナショナル・リーグはワシントン・ナショナルズ、アメリカン・リーグはタンパベイ・レイズ)、ポストシーズンの組み合わせが確定した。特別に「October Baseball」とも呼ばれるこれからの1か月はポストシーズン進出を果たした10チームが月末のワールドシリーズに向けてしのぎを削り、野球ファンの熱狂は日を追って高まっていく。その一方で、それ以外のポストシーズン進出を逃したチームは来シーズンへ向けての再建が既に始まっている。
 
 ここまでに7チームの監督が今シーズン末での退任が発表され、来シーズンからの新監督が誰になるかが様々に取り沙汰されている。グラウンドを去るのはシカゴ・カブスのジョー・マドン氏、サンディエゴ・パドレスのアンディー・グリーン氏、カンザスシティ・ロイヤルズのネッド・ヨスト氏、ピッツバーグ・パイレーツのクリント・ハードル氏、サンフランシスコ・ジャイアンツのブルース・ボウチー氏、ロサンゼルス・エンゼルスのブラッド・オースマス氏、そしてニューヨーク・メッツのミッキー・キャラウェイ氏だ。
 
 このうち、マドン氏はエンゼルスあるいはジャイアンツの監督就任が噂されているが、そのマドン氏が去った後に空いたカブス監督にジラルディ氏が期待されているのには理由がある。ジラルディ氏の出身地はシカゴと同じイリノイ州にあるピオリアで、地元のノースウェスタン大学でプレーした後、カブスからドラフト指名を受けてプロ入りしているのだ。現役時代は2回に渡って通算7シーズンをカブスでプレーしている。
 
 ジラルディ氏の監督としての手腕は評価が高い。1年だけ指揮を執ったマイアミ・マーリンズではナショナル・リーグ最優秀監督賞を受賞している(2006年)し、ヤンキースを率いた10年間のうち、ワールドシリーズ優勝(2009年)を含む6回のポストシーズン進出を果たしている。その間には松井秀喜、黒田博樹、イチロー、田中将大といった日本人スター選手がヤンキースに在籍したこともあって、日本でもよく知られている名将だ。

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