データやコラム、多角的な視点で野球の魅力を発信!ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)



ナショナルズ、劇的逆転勝ちで地区シリーズ進出! 20歳ソトが8回に起死回生の走者一掃逆転打【MLBワイルドカード】

2019/10/02

text By

photo

Getty Images

タグ: , , , , , , , , , , , , , , , ,



22歳ブリュワーズ右翼手が痛恨の後逸

 ワシントン・ナショナルズとミルウォーキー・ブリュワーズによる1試合のみのワイルドカードゲーム(地区シリーズ進出決定戦)が1日(日本時間2日)、ナショナルズの本拠地ナショナル・パークで行われ、ナショナルズが劇的な逆転勝利を収めた。
 
 メジャーリーグは1日にポストシーズンが開幕。その最初のゲームとして、ナショナル・リーグ東地区2位のナショナルズと中地区2位のブリュワーズによるワイルドカードゲームが行われた。
 
 1試合のみが行われる大事な一戦で、先手を取ったのはブリュワーズ。初回、ナショナルズ先発のマックス・シャーザー投手に対して、先頭打者が四球で出塁すると、2番のヤズマニ・グランダル捕手が初球の98.3マイル(約158キロ)のフォーシームを捉え右翼スタンドへの2ラン本塁打を放った。
 
 ブリュワーズを続く2回にも6番のエリック・テームズ内野手に中堅へのソロ本塁打が飛び出し3-0。通算170勝、2692奪三振を誇るメジャー屈指の右腕に対して序盤から猛攻を発揮した。
 
 一方のナショナルズは、シャーザーが3回を3者凡退に抑え立て直すと、ブリュワーズ先発のブランドン・ウッドラフ投手に対して2死から1番のトレイ・ターナー内野手が97.6マイル(約157キロ)のフォーシームを左中間スタンドまで運ぶソロ本塁打。1-3と序盤のうちに反撃の1点を返した。
 
 試合は2点差で中盤を迎え、シャーザーとウッドラフはともに続投。しかし、5回にその両投手が交代の時を迎える。ブリュワーズがイニングの頭からブレント・スーター投手をマウンドに送ると、ナショナルズは2死一塁からシャーザーに代打を送り両先発が試合を退いた。
 
 ナショナルズは2番手として登板したスティーブン・ストラスバーグ投手が2回を無失点、3奪三振と好投。ブリュワーズもスーター、3番手のドリュー・ポメランツ投手が揃って無失点として、スコア3-1のまま8回に突入した。
 
 ナショナルズは8回もストラスバーグが続投し、二塁打を浴び2死二塁のピンチを招くも無失点。ブリュワーズは4番手として今季37セーブを挙げたクローザーのジョシュ・ヘイダーが登板し、1死からマイケル・テイラー外野手に死球を与え不穏な空気が漂う。

 ナショナルズは、さらに2死一塁から代打のライアン・ジマーマン内野手がバットを折りながら中前安打を放ち一、三塁と長打で同点というシーンを作った。ここで今季ナ・リーグ最多の126打点をマークしたアンソニー・レンドーン内野手は四球で歩き満塁とする。
 
 この大きなチャンスに4番の20歳フアン・ソト外野手に打席が回り、カウント1-1から高め95.3マイル(約153キロ)のフォーシームを弾き返すと、痛烈なライナー性の打球は右前へ。これをブリュワーズの22歳トレント・グリシャム外野手が痛恨の後逸。この間に一気に3人の走者が生還し、4-3とナショナルズが土壇場で逆転に成功した。
 
 起死回生の一打でこの日初めてリードを奪ったナショナルズは、9回はダニエル・ハドソン投手が無失点に抑えて試合終了。ナショナルズが4-3の逆転勝利でロサンゼルス・ドジャースが待つ地区シリーズに進出した。