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アストロズの剛腕コール、球団新記録の316奪三振 7回0封14Kで19勝目、先発陣が貯金荒稼ぎ

2019/09/25

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J.R.リチャード氏の記録を40年ぶりに更新

 すでにアメリカン・リーグ西地区優勝を決めているヒューストン・アストロズのゲリット・コール投手が24日(日本時間25日)、敵地Tモバイルパークでのシアトル・マリナーズ戦に先発登板し、7回無失点14奪三振の快投で19勝目。今季の奪三振数を316個とし、アストロズの球団記録を更新した。

 試合前まで今季302奪三振としていたコールが、今季1度も負傷者リスト(IL)入りすることなく迎えた32試合目の登板でまたも奪三振ショーを見せた。
 
 初回をわずか8球で1三振を含む3者凡退に抑えると、100マイル(約161キロ)に迫るフォーシームやスライダー、チェンジアップ、ナックルカーブを駆使しながら2回には2三振、そして3回は3三振を奪ってマリナーズ打線を封じる。
 
 アストロズが4回にアレックス・ブレグマン内野手のキャリア初となる40号ソロ本塁打を放ち先制すると、コールも勢いに乗って三振を量産。3-0とリードを広げた7回には、この日初めてとなる3者連続三振をマークしてお役御免となった。
 
 コールはこの日、7回101球(ストライク63球)を投げて被安打わずか2、無四球、奪三振14、無失点の快投で防御率を2.52とした。アストロズはその後もリリーフ陣が無失点で繋いで3-0で勝利。コールは2015年以来となる19勝目(5敗)を挙げた。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、コールは今季通算で316奪三振とし、J.R.リチャード氏が1979年にマークした313奪三振を上回り球団記録を更新。アストロズ史上では、これまでにリチャード氏が78年に303個、79年に313個、86年にマイク・スコット氏が306個の三振を奪っているが、移籍2年目にしてその仲間入りを果たし、その頂点に立った。
 
 アストロズは今季、288奪三振をマークしながら20勝(6敗)を挙げたジャスティン・バーランダー投手、19勝のコール、14勝(6敗)のウェイド・マイリー投手、途中加入で7勝(1敗)のザック・グレインキー投手と先発投手陣が貯金を荒稼ぎの状態だ。
 
 一方のリリーフ陣も、先発陣が長いイニングを投げている影響で最も登板数が多い投手でもウィル・ハリスと37セーブを挙げたロベルト・オスーナの65試合(リーグ17位タイ、1位の投手は77試合)。それぞれの防御率も、ハリスが1.55、オスーナが2.67とチームで積み上げた103勝に大きく貢献している。
 
 チーム打率がメジャーNo.1の.275の強力打線もあり、注目されるニューヨーク・ヤンキースとのポストシーズンのシード順位争いでも有利な状況にあると言えるだろう。現在アストロズは103勝54敗(勝率.656)、ヤンキースは102勝56敗(勝率.646)という状況だが、投打が充実し2017年以来の世界一を目指すアストロズの視界は明るい。

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