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“カンフーパンダ”サンドバル、オールスターも視野 レッドソックス時代は不良債権、古巣復帰が奏功

2019/05/21

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ジャイアンツ黄金期メンバーが活躍中

 開幕から好調が続くサンフランシスコ・ジャイアンツのパブロ・サンドバル内野手が、今季のオールスターゲーム選出の可能性があるとして取り上げられた。米メディア『San Francisco Chronicle』が20日(日本時間21日)、伝えている。
 
 今季限りでの退任が決まっているブルース・ボウチー監督のラストイヤーを飾りたいジャイアンツだが、昨年同様、ナショナル・リーグ西地区最下位と低迷。ライバル球団のロサンゼルス・ドジャースに大きく水をあけられているが、今季はあるサプライズも起こっているようだ。
 
 現在、ジャイアンツで最も勢いに乗っているのは三塁手のサンドバル。規定未到達打者ながら20日(同21日)終了時点では42試合の出場で打率.291、7本塁打、16打点、OPS(出塁率+長打率).966と打線を牽引している。
 
 同メディアでは、好調のサンドバルについて「オールスターゲームの候補者について考えるのは時期尚早かもしれないが、サンドバルはジャイアンツのベストヒッターだ」と言及し、選出への可能性を示唆した。もし、サンドバルが選出されれば、2012年以来、自身3度目の選出となる。
 
 7年ぶりのオールスター選出も視野に入っているサンドバル。しかし、近年は茨の道を歩んで来た。2014年にジャイアンツで世界一に輝いた後、フリーエージェント(FA)でボストン・レッドソックスに移籍。5年9500万ドル(約105億円)の大型契約ゆえに期待が大きかったが、移籍初年度は打率.245、10本塁打と大幅に成績を下げてしまう。
 
 翌16年は故障によってわずか3試合の出場に留まり、三塁のポジションも若手選手に奪われた。以降もボストンには適応できず、2017年途中に戦力外に。その後古巣ジャイアンツとマイナー契約を結び、メジャー昇格は果たしたものの本来の力を発揮できないでいた。
 
 しかし、今季は上述の通り好調。“カンフーパンダ”の愛称で親しまれるサンドバルにとって、やはりサンフランシスコの土地が一番のようだ。2年連続で投手として登板するなど、本職とは違った面でも球場を盛り上げている。
 
 また、サンドバル以外にも、サンフランシスコで絶大な人気を誇り、今季からテキサス・レンジャーズでプレーするハンター・ペンス外野手も好調を維持。2010年から2014年の5年間で3度の世界一に輝いた黄金時代を知るファンにとっては当時が懐かしく、彼らの活躍が嬉しいシーズンとなっているようだ。