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GG賞6度“最高級の守備”を誇るロイヤルズ外野手 成績V字回復で引退撤回の可能性浮上

2019/05/18

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歴代屈指の左翼守備で魅せるフランチャイズプレーヤー

 今季限りでの現役引退を表明していたカンザスシティ・ロイヤルズのアレックス・ゴードン外野手が、来季のプレーも考えていることが分かった。米公式サイト『MLB.com』が17日(日本時間18日)、伝えている。
 
 ロイヤルズ一筋に活躍を続ける35歳のゴードンは今季でメジャー13年目の外野手。2005年にドラフト1位指名(全体2位)でプロ入りし、2007年にデビュー。当初は三塁手だったが、不振もあって外野手に転向。この決断が大成功を収めることになった。
 
 ゴードンは左翼手としてここまで6度(2011年~2014年、2017年)のゴールドグラブ賞を受賞。左翼手としてのは通算DRS(守備防御点=平均的な野手が守った場合に比べ何失点減らしたか)は脅威のプラス129点をマークしており、歴代最高級の左翼守備をもつ外野手として名を馳せている。
 
 しかし、家族との時間を優先するために、昨年に契約終了後の現役引退を表明。今季は2016年から4年契約の最終年となっており、長年チームを支え続けてきた名手・ゴードンのプレーは今季が最後と思われていた。
 
 しかし、事情が少し変わったようだ。同サイトによるとゴードンが2020年もプレーする可能性があると伝えている。ただ、移籍する意思はないようで、ゴードンは「ロイヤルズの一員として引退したい。ここ(カンザス)で家庭を築いてきたからね。ここがホームだよ」とコメントし、カンザスへの愛着を語っている。
 
 球団とゴードンが現在結んでいる契約には2020年の相互オプションがあり、両者の合意によってプレーすることが可能。それによって来季もロイヤルズの一員としてプレーすることができる。
 
 また、ゴードンは今季開幕から絶好調。かつて2011年~2012年と2015年に.800を超えていたOPS(出塁率+長打率)は最近3年連続で.700を下回るなど打撃力低下に悩んでいたが、今季は16日(同17日)時点で.904と強打者の数字に。ここまで41試合で打率.289、8本塁打、33打点となっており、中軸打者として返り咲いていることも現役続行に傾く一因となっているのかもしれない。
 
 通算200本塁打まであと19本と節目も近づいているゴードン。現役続行か否かはまだ分からないが、今季の好調ぶりと歴代屈指の守備力、そしてフランチャイズプレーヤーとして活躍し、2015年のロイヤルズ世界一にも大きく貢献したことを考えると、ファンにとってもう1年ゴードンを見たいのは確かだろう。