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マリナーズが開幕2連勝!イチロー無安打も勝利に歓喜 決勝点演出のゴードン「感謝でいっぱい」

2019/03/21

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「彼から学んだ全ての事が思い出された」

<シアトル・マリナーズ 5―4 オークランド・アスレチックス>
 
マリナーズが21日、東京ドームで行われた「2019 MGM MLB Opening Series」第2戦でアスレチックスに5-4で勝利。開幕2連勝とした。メジャー初登板の菊池雄星投手は5回途中2失点で勝ち星は付かず、イチローは4打数無安打に終わった。
 
 マリナーズは、先発の菊池が4回まで無失点と好投していたが、5回に制球が定まらず、タイムリーを浴びた直後に降板。その後もリリーフ投手が走者の生還を許し、菊池のメジャー初登板は4回2/3を投げて被安打4、与四球1、奪三振3、2失点(自責点1)に終わった。
 
 ライオン・ヒーリー内野手やミッチ・ハニガー外野手の本塁打などで4-2とリードしたマリナーズは7回、ダン・アルタビラ投手が満塁から4番のクリス・デービス外野手に中前へ2点タイムリーを安打を浴びて4-4の同点に追い付かれる。
 
 直後8回の攻撃でイチロー外野手が第4打席を迎え、2死二塁のチャンスで遊ゴロに倒れて勝ち越しはならず。イチローはその後の守備に一旦就いた後に交代を告げられ、大歓声の中ベンチへ下がった。イチローはこの日4打数無安打となっている。
 
 試合は4-4のまま延長戦となり、アスレチックスは昨季メジャー史上初の防御率0点台、30セーブ、100奪三振を記録したブレイク・トライネン投手ら、マリナーズもメジャー2年目のマット・フェスタ投手らが力投。両チームのリリーフ投手が持ち味を発揮した。
 
 先に大きなチャンスを迎えたのはアスレチックス。11回にマリナーズ6番手のザック・ロスカップ投手に対して単打と2つの四球で2死満塁とすると、ここで4番のクリス・デービス外野手が打席に立ったが3球三振に倒れてサヨナラとはならなかった。
 
 一方のマリナーズは12回、先頭のディー・ゴードン内野手の中前安打と2つの四球などで1死満塁のチャンスを作ると、アスレチックス8番手のフェルナンド・ロドニー投手に対して5番のドミンゴ・サンタナ外野手が放った遊ゴロの間に1点を勝ち越した。
 
 そして、その裏の守りでクローザーとして登板したハンター・ストリックランド投手が5番から始まるアスレチックス打線を三者凡退に抑えて試合終了。マリナーズが5-4で勝利を収め、開幕2連勝とした。ゲームセットと同時に、イチローがベンチを飛び出してナインと笑顔でハイタッチ。勝利の喜びをチームメイトともに味わった。
 
 試合後のヒーローインタビューに決勝のホームを踏んだゴードンが呼ばれ、「勝てて最高。日本のファンの皆さんのために良い試合をしに来た。今日勝てたこと本当に良かったと思っている」とコメント。イチローについては「一緒にプレーした5年間、彼は色んなことを教えてくれた。彼から学んだ全ての事を思い出されて印象的だった」と語っている。
 
 イチローがベンチに退いた後には守備位置で涙したゴードン。「神に感謝したかった。そしてイチローのためにも健康で無事に終えられたことを嬉しく思った涙だった。感謝でいっぱい」と話した。
 
 チームは米国に帰国後はオープン戦を数試合残して、28日(日本時間29日)の米国開幕戦を迎える。ゴードンはこれから始まるシーズンへの意欲を示しながら「日本は本当に素晴らしい。ありがとう」と最後に言葉を残し、東京ドームに詰めかけたファンからは大きな拍手と声援が送られた。