大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » メジャーリーグ最新情報 » イチロー » イチロー、スタンディングオベーションに包まれ交代 涙する菊池雄星の左肩叩き言葉かける

イチロー、スタンディングオベーションに包まれ交代 涙する菊池雄星の左肩叩き言葉かける

2019/03/21

text By

photo

Getty Images



第4打席は好機で遊ゴロ、8回に守備位置就いた直後に退く

<シアトル・マリナーズ ― オークランド・アスレチックス>

 マリナーズは、4-2とアスレチックスを突き離した直後に2番手のロエニス・エリアス投手が7回にピンチを招いて降板。ここで3番手でマウンドに上がったダン・アルタビラ投手が満塁から4番のクリス・デービス外野手に中前へ2点タイムリーを安打を浴びて4-4の同点に追い付かれた。
 
 マリナーズは8回、アスレチックス4番手のルー・トリビーノ投手に対して1死から7番のティム・ベッカム内野手の二塁打でチャンスを作ると、2死後にイチロー外野手が第4打席を迎えた。
 
 大歓声の中で打席に立ったイチローは、初球154キロのボール球を見極め、2球目は高めの153キロの速球をファール。3球目は低め144キロの変化球を空振りして追い込まれ、4球目と5球目は低めのボール球をファール。そしてカウント1-2からの6球目、高めの球を振り抜いたが遊ゴロに打ち取られる結果となった。
 
 8回の守備。右翼の守備位置に就いたイチローは、スコット・サービス監督に交代を告げられて、ともに守備に就いたナインと同時にベンチへ。球場中がスタンディングオベーションする中、チームメイト1人1人と笑顔で抱擁を交わし、菊池雄星投手との抱擁の際には涙する菊池の左肩を叩いて言葉を掛けながらベンチの奥に下がっていった。

1 2 3