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マリナーズに痛手…主軸シーガーが左手手術で開幕アウト キャリア初DL入り「私の誇りだった」

2019/03/12

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昨季キャリア最低の成績も7年連続20HR以上

 シアトル・マリナーズのカイル・シーガー内野手が、オープン戦で痛めた左手中指の腱の修復手術を受けることが分かった。米公式サイト『MLB.com』など複数のメディアが11日(日本時間12日)に伝えている。
 
 シーガーは8日(同9日)のシカゴ・カブスとのオープン戦の守備の際にダイビング捕球を試みて左手を負傷。11日に球団が中指の腱を修復する手術を受けると発表した。
 
 『MLB.com』によると、シーガーは12日(同13日)に手術を受ける予定で、スコット・サービス監督は「少なくとも4月中は出場できないだろう」と明かしている。これによって、20日から2日間にわたって日本で開催されるオークランド・アスレチックスとの開幕シリーズに出場することが不可能になった。
 
 2011年にメジャーデビューしたシーガーにとって、これがキャリア初の故障者リスト(DL)入りとなる。2012年から三塁のレギュラーとして活躍していたが、それ以降8試合以上休んだことはない。1155試合に出場した内、実に1079試合で三塁を守っていたという“鉄人”だ。
 
 シーガーも初めてDL入りすることについて「(それまでなかったことが)私の誇りだった」とコメント。「チームメイトと一緒にプレーできないのは、いつだって辛いよ」と悔しさをにじませた。
 
 昨季は打率.222、22本塁打、78打点とレギュラー定着後キャリア最低の成績を残してしまったが、メジャー2年目から昨季まで7年連続20本塁打以上をマークするなど主軸の1人として活躍しているシーガーが抜けることはチームにとっては大きな痛手だ。
 
 同サイトは、サービス監督が一時的な措置として一塁手のライオン・ヒーリー内野手を三塁に回すことを考えるだろうとしている。ヒーリーは2016年から2017年にかけて所属していたアスレチックスで計103試合に三塁手として先発出場しており、2年連続で20本塁打と長打力も向上している成長著しい選手だ。
 
 開幕直前になって思わぬ事態に見舞われたマリナーズ。いきなりシーガー抜きでの戦いを強いられることになったが、新加入の菊池雄星投手らとともにどのようなシーズンスタートを切ることになるのだろうか。