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ドジャース、カーショウが9年連続開幕投手を回避か 左肩炎症から投球再開も指揮官は慎重

2019/03/05

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 ロサンゼルス・ドジャースの絶対的エース左腕クレイトン・カーショウ投手が9年連続となる開幕投手となる登板を回避する可能性があることをデーブ・ロバーツ監督が示唆した。4日(日本時間5日)、米公式サイト『MLB.com』が報じている。
 
 カーショウは2008年にドジャースでメジャーデビュー。球界を代表する左腕で、切れ味抜群のカーブと直球のコンビネーションを軸に、高い奪三振率を誇る。4年目の2011年には21勝を挙げ、メジャー11年間で3度サイ・ヤング賞を受賞、そして2014年にはシーズンMVPにも輝いた。
 
 昨年は腰痛に加え、左上腕二頭筋の腱炎などにより、9勝5敗と不本意なシーズンとなった。すでに9年連続となる開幕投手に指名され、左肩の故障からの復帰を目指しスプリングトレーニングに臨んでいたが、先月25日(日本時間26日)に左肩の炎症を原因として練習を中断していた。
 
 指揮官のロバーツ監督は、開幕登板回避の可能性について問われると「妥当だろう。大切なのは彼が正しい方向に向かっていることだ」と否定しない姿勢を見せた。一方で、左肩の怪我から順調に回復に進んでいることも明かし、4日(同5日)には抗炎症薬の効果もありキャッチボールを再開したという。「5日(同6日)も再び投げるだろう」と左腕の調整についても言及した。
 
 カーショウの開幕登板が回避されるとなると、チームは前田健太投手、ウォーカー・ビューラー投手、リッチ・ヒル投手、柳賢振投手、ロス・ストリップリング投手が代役候補として挙がるが、チームとしてもやはり絶対的左腕の開幕登板が期待される。28日(同29日)の開幕まであと24日。カーショウの回復、そして指揮官の判断は今後どのようになっていくだろうか。