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手術明けの2017年MVP男がうれしい実戦復帰「簡単なオフじゃなかった」

2019/02/27

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Getty Images



 
 昨年秋、右膝を手術したヒューストン・アストロズのホセ・アルトゥーベ内野手が実戦復帰した。オープン戦に指名打者として出場し、ノーヒットに終わったが、28歳のベネズエラ人選手は復帰の喜びを語っている。25日(日本時間26日)、公式サイト『MLB.com』のスペイン語圏向けサイト『ラス・マジョーレス.com』が報じている。
 
 アルトゥーベは昨年7月、右膝の不調により自身初の故障者リスト入りを経験。復帰後も痛みを抱えながらプレーを続け、ポストシーズンも強行出場していたが、チームの敗退が決まった翌日に右膝蓋骨の剥離骨折の手術を行っていた。
 
 久々の実戦にアルトゥーベは「再びプレーすることができ非常にうれしい。開幕戦に向け、プレーし準備する機会を与えてもらい、神に感謝している」と述べ、「いつもと同じ感じだった。まだ練習段階だし、自分のバッティングリズムを取り戻すよう取り組んでいる」と続ける。
 
 昨季はケガの影響で、2012年のレギュラー定着以降、最少となる139試合の出場にとどまったアルトゥーベは「手術もあり、簡単なオフシーズンではなかった。リハビリは痛みや退屈を伴うものであったしね。それでも、神のおかげで全てがうまく運んだ」とオフを振り返る。
 
 一方で、A.Jヒンチ監督は「彼はうれしいだろうね。(ノーヒットだったが)結果が重要でないオープン戦だし、通過するべき1日であったことは理解している。とにかく彼にとっては重要で意味のあることだったのだ」とアルトゥーベの復帰について言及した。
 
 ボストン・レッドソックスとのアメリカンリーグ地区優勝決定シリーズでは、膝の痛みと戦いながらプレーを続けていたアルトゥーベの姿に胸を打たれたファンも多かったに違いない。V奪還を狙うアストロズにとって、2017年のMVP男の復調は不可欠だ。実戦復帰を果たし、まずは一歩前進したアルトゥーベ。多くのファンが小さな巨人の全力プレーを楽しみに待っている。