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クリス・デービスが来たらシンカーは後回し? MLB公式サイトが球種別ベストヒッターを紹介

2019/01/13

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 米公式サイト「MLB.com」は12日(日本時間13日)、データ分析システム『スタットキャスト』のデータを基に2018年シーズン変化球毎に打者をランク付けして紹介した。
 
 この『スタットキャスト』は、メジャーではすでに全球団の本拠地球場に導入されており、投球の初速や回転数、打球速度、そして走者のリード距離など選手やボールの動きを高い精度で分析し、データとして得ることができる。
 
 同サイトはこの「スタットキャスト」のデータを用いて、打球の速度や角度を基にコンタクトの質を、過去の他選手も含めた打球と比較し、どれくらいの確率で安打となっているか打者の打撃力を測る「xwOBA」という指標を用いて変化球別のトップ5を算出した。
 
 速球部門でトップに立ったのは、ニューヨーク・ヤンキースのルーク・ボイト内野手だった。昨季メジャーの速球に対するxwOBAが平均.347であった中、ボイトは驚異の.538をマーク。この速球に対する強さを武器に、昨季は47試合に出場して打率.322、15本塁打、36打点の成績を残しており、メジャー3年目となる今季も周囲の強力打者に負けず劣らずの活躍が期待されている。
 
 続いて、ツーシーム・シンカー部門のトップは、オークランド・アスレチックスのクリス・デービス外野手。今季は48本塁打、123打点の活躍で本塁打王に輝き、3年連続の40本塁打・100打点を達成した。同サイトによると、48本塁打の内16本をツーシームまたはシンカーで稼ぎ、「アメリカン・リーグ西地区の投手は、クラッシュ(ニックネーム)が来たら、シンカーは後回し」と紹介している。
 
 カットボール・スライダー部門トップは日米野球でも来日したシンシナティ・レッズのエウヘニオ・スアレス内野手で、.399を記録した。今季143試合に出場し、打率.283、34本塁打、104打点をマークするキャリアハイの活躍を見せた。また、カーブ部門ではボストン・レッドソックスのJ.D.マルティネス外野手がMLB平均.267のところ、.460をマークしトップに輝いた。
 
 最後はチェンジアップ・スプリット部門。投手の決め球として使われるこの球種でトップに輝いたのはミネソタ・ツインズのネルソン・クルーズ外野手の.483。圧倒的なパワーを持ち、同サイトでは446フィート(約136メートル)を記録した特大弾の映像と共に紹介。しかし、さらに注目すべきはエンゼルスのマイク・トラウト。今回のランキングだけでも3部門で名前が上がり、チェンジアップに対しての長打率が.500を下回ったのは自身の主要7シーズンで今回が初だというから驚きだ。
 
各部門トップ5は以下の通り。
 
<ストレート部門>
.538 ルーク・ボイト(ヤンキース)
.504 ムーキー・ベッツ(レッドソックス)
.493 マット・ケンプ(レッズ)
.493 マーク・トランボ(オリオールズ)
.491 フアン・ソト(ナショナルズ)
.347 MLB平均
 
<ツーシーム・シンカー部門>
.551 クリス・デービス(アスレチックス)
.505 グレイバー・トーレス(ヤンキース)
.483 リース・ホスキンス(フィリーズ)
.480 カルロス・サンタナ(インディアンス)
.473 ブライス・ハーパー(FA)
.349 MLB平均
 
<カットボール・スライダー部門>
.399 エウヘニオ・スアレス(レッズ)
.397 マイク・トラウト(エンゼルス)
.373 ライアン・ジマーマン(ナショナルズ)
.370 ベッツ(レッドソックス)
.370 ケンドリス・モラレス(ブルージェイズ)
.267 MLB平均
 
<カーブ部門>
.460 J.D.マルティネス(レッドソックス)
.458 ジャスティン・アップトン(エンゼルス)
.435 トラウト(エンゼルス)
.427 ジョー・パニック(ジャイアンツ)
.423 ロレンゾ・ケイン(ブリュワーズ)
.267 MLB平均
 
<チェンジアップ・スプリット部門>
.483 ネルソン・クルーズ(ツインズ)
.478 トラウト(エンゼルス)
.460 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
.424 ジャスティン・ターナー(ドジャース)
.411 トミー・ファム(レイズ)
.411 アンソニー・レンドン(ナショナルズ)
.279 MLB平均

 

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