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Rソックス、WSトロフィーを修復 優勝パレード中にファンがビール缶投げる蛮行

2018/11/02

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Getty Images



 
 ボストン・レッドソックスはパレードの際、ファンの蛮行によって傷がついたワールドシリーズ(WS)トロフィーの修復が完了したと発表した。『AP通信』が1日(日本時間2日)に報じた。
 

 今季レギュラーシーズン108勝という圧倒的な強さを見せ、ロサンゼルス・ドジャースとのWSを4勝1敗で制し、5年ぶり9度目の世界一に輝いたレッドソックス。10月31日(同11月1日)にボストン市内で優勝パレードを実施した。沿道の多くのファンは観光名物の水陸両用車に乗った王者に大声援を送り、祝福した。
 

 だが、そのパレードの最中に19歳の少年がビール缶を投げ、アレックス・コーラ監督とWSトロフィーに直撃。コーラ監督は大事には至らなかったが鼻を負傷し、トロフィーは飾りの一部に傷がついた。警察に逮捕された少年は、悪意はなかったと言い、「私はコーラ監督を敬愛している。彼にぶつけるつもりはなかった」と話しているという。
 

 レッドソックスのスポークスマン、ケビン・グレッグ氏によると、「被害は最小限だった。(トロフィーは)既に修復済み」ということだ。
 

 公共の場での飲酒は禁じられているが、この日は文字通り“勝利の美酒”に酔いしれるファンが続出。逮捕された少年の他にビール缶を投げたファンは複数おり、コーラ監督の娘やチーム専属カメラマンの妻にも直撃した。2013年のボストンマラソンでの爆弾テロ事件の影響でパレードの警備は厳戒態勢が敷かれており、少年を含む5人が銃器の不法所持や違反薬物所持で拘束された。