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レイズがキャッシュ監督と24年まで契約延長 斬新な継投策で90勝の好成績

2018/10/10

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 タンパベイ・レイズは9日(日本時間10日)、ケビン・キャッシュ監督との契約を2024年まで延長すると発表した。25年は球団が選択権を持つ。
 
 キャッシュ監督は2015年の就任以来、4年間レイズを率いて通算318勝330敗。今季は90勝72敗の成績でアメリカン・リーグ東地区3位だった。同地区には今季108勝のボストン・レッドソックス、100勝のニューヨーク・ヤンキースが所属し、今季プレーオフ進出はならなかった。だが、92勝を挙げ、ワイルドカード枠から地区シリーズ進出を果たした2013年以降では最高の成績だった。
 
 指揮官は今季、救援投手を初回に登板させ、2回以降に本来の先発投手を起用する継投策を取り入れ、話題を呼んだ。先発投手が初回に上位打線との対決することを避け、負担軽減を図ったのだ。さらにキャッシュ監督は、高額年俸のベテラン主力選手を放出し、若手の有望株を獲得にも積極的だった。
 
 斬新な戦略でレッドソックスやヤンキースといった巨大戦力と渡り合ったキャッシュ監督。40歳という若き指揮官の柔軟な姿勢への評価は高く、今季ア・リーグ最優秀監督候補に挙がっている。
 
 レイズのエリック・ニアンダーGMは「ケビンのもとで選手たちは情熱と競争意識を持って一生懸命プレーできている」とコメント。今後6年間にわたって指揮を執るキャッシュ監督を評価した。