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マリナーズ・ヘルナンデス、キャリアワースト防御率5点台 失意の“キング”、来季は勝負の1年

2018/10/01

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 シアトル・マリナーズの“キング”ことフェリックス・ヘルナンデスが失意の2018年シーズンを終えた。8勝14敗、防御率5.55という今季成績に2010年サイ・ヤング賞投手の面影はない。母国ベネズエラメディア『リーデル』は9月28日(日本時間29日)、「ヘルナンデス、光を見ることのなかった後半戦」と不本意な彼のシーズンを報じている。
 
 9月26日(同27日)のオークランド・アスレティックス戦で今季最終登板を終えたヘルナンデス。この日は、4回4失点と今季を象徴する出来で敗戦投手となった。結局、6月30日(同7月1日)以降勝ち星を挙げられず、7月以降の登板11試合では0勝8敗、防御率6.08という散々な結果だった。シーズン通じての投球回数も155.2回と3シーズン連続で規定投球回に到達できず。防御率5.55はこれまでの14シーズンのキャリアワーストとなってしまった。
 
 ヘルナンデスは、「今年のことは考えたくない。オフはゆっくりし、来季に向け準備しないといけない。来季、我々がこの位置からどこまで行けるか見てみようじゃないか」と述べているが、『リーデル』は「ヘルナンデスは冬の間にマリナーズ戴冠のためにしっかりと調整するべきである。彼は、CC.サバシア(ニューヨーク・ヤンキース)のように、剛速球を失ったピッチャーたちからのヒントを忘れている」と厳しくコメントしている。
 
 今季のマリナーズは久々に躍進したが、肝心な終盤で失速した。「ヘルナンデスが復調していれば」と思っていたファンは多いはずだ。力が落ちたとはいえ、ヘルナンデスはまだ32歳。重ねてきた勝利の数は168、そして通算2467奪三振はMLB歴代37位を誇る。
 
 ”キング”の復権はなるのか、来季はヘルナンデスにとっても、マリナーズにとっても勝負の1年となりそうだ。
 
 
高橋康光