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アストロズ、連覇のカギは“地味な男”!? 球宴以降の成績は軒並みチームトップ級

2018/08/28

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 アメリカンリーグ西地区で激しい首位争いを展開するヒューストン・アストロズとオークランド・アスレティックス。27日(日本時間28日)からは直接対決3連戦を迎えているが、ベネズエラ紙『リーデル』は、現在絶好調の同国出身のマーウィン・ゴンザレス外野手がアストロズ勝利のカギを握ると見ている。
 
 ホセ・アルトゥーベ内野手を始め、多くの主力の離脱もあり、アスレティックスの猛追を許してしまったアストロズ。そんな苦しいチーム状況の中で、ゴンザレスは調子を上げてきた。前半戦でわずか6本だった本塁打も、8月に入ってからすでに8本放っている。またオールスターゲーム以降では32安打、19打点、20得点に.983というOPSも含め、いずれもチーム内でトップクラスの数字を叩き出している。
 
 チームを率いるA.J.ヒンチ監督はゴンザレスについて「彼は今いい状態にあり、その力でもってチームに重要な成功をもたらしてくれている。オールスター後、彼の成績は上昇している。もっとも、こういう彼の姿は以前にも目にしてきたものだし、驚いてはいない」とコメントしている。
 
 最近では4番に座る機会も多いゴンザレス。キャリアハイとなった昨季の打率.303、23本塁打、90打点という数字からすると、26日(同27日)時点での打率.249、14本塁打、57打点という成績はまだまだ物足りない限り。それでも、スター軍団の中では比較的地味に映る29歳がアストロズの世界一連覇のカギを握る存在となりつつあるのは確かなようだ。好調ゴンザレスの一打でライバルに引導を渡すことはできるのだろうか。