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メジャー球速ランキングに第3の男が出現。チャップマン、ヒックスを脅かすマーリンズ右腕とは

2018/08/23

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 ニューヨーク・ヤンキースのアロルディス・チャップマン、セントルイス・カージナルスのジョーダン・ヒックスが双璧をなすMLB球速ランキング。シーズン終盤に差し掛かり、ここにきて2投手の間に割って入る第3の新星が現れた。
 

マーリンズ・ゲレーロ、武器は長身から繰り出す速球

 MLB公式高度解析ツール「スタットキャスト」の球速ランキングは、シーズンごとの最速50球を発表している。システムが導入された2015年から昨季までは、チャップマンがトップの座を守ってきた。今年になって新人リリーフ投手のヒックスが登場。チャップマンが持つギネス認定世界記録に並ぶ169.1キロをたたき出し、今季トップの座についた。
 
 そこに割って入るのが、マイアミ・マーリンズの右腕タイロン・ゲレーロ投手。13日(日本時間14日)は167.3キロを記録した。
 
 22日(同23日)現在、今季メジャー最速50球のうち、ヒックスが30球、チャップマンが15球、ゲレーロが5球となっている。
 
 ゲレーロはコロンビア出身の27歳。サンディエゴ・パドレスに在籍していた2016年にメジャーデビューを果たしたが、その年は1試合2イニングのみの出場。同年7月にマーリンズにトレードされた。2017年はほとんどマイナーリーグで過ごし、今季が実質的なメジャー1年目となる。ここまでリリーフ投手として50試合48イニングを投げ、1勝2敗防御率4.50奪三振60の成績を残している。
 
 201センチという長身から繰り出す角度のあるフォーシーム速球が武器。「スタットキャスト」によると、ゲレーロの球種の割合は、フォーシーム速球が75%、スライダーが19%、シンカーが6%となっている。長い手足を上手く使い、自己最速167.3キロを記録した際のリリースポイントは223.5センチと、速球ランキングトップ3人の中では最長だった。そのボールのバッターの体感速度は170.4キロで、ここでもヒックスの最速ボールと並んでいる。

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