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普段はガラガラ…アスレチックス本拠地戦、人気交流戦で今季MLB最多観客動員を記録。意外な好調も影響か

2018/07/24

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メジャー30球団中27位の平均観客動員数

 オークランド・アスレチックスのホームゲームと言えば、空席が目立つガラガラのスタンドで知られている。しかし、21日(日本時間22日)のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦での入場者数は公式発表で5万6310人。ロサンゼルス・ドジャース対シカゴ・カブス戦(6月26日、ドジャー・スタジアム)の5万3904人抜き、今季MLBの1試合最多動員を記録した。
 
 さらにアスレチックスの本拠地オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムの野球における1試合の最多入場者数記録も更新した。それまでの記録は2004年のジャイアンツ対アスレチックス戦の5万5989人だった。
 
 “野球における”という注釈がつくのは、同コロシアムは多目的スタジアムで、アメリカンフットボールのNFLオークランド・レイダーズの試合も行われるからである。アメフトの試合の方が、野球よりはるかに多くの観客を集めることが普通である。
 
 普段のアスレチックスの試合において、同コロシアムはセンター後方のスタンドは使用せず、野球用の観客収容能力は3万5607人だ。それでも今季の平均入場者数はメジャー30球団中27位の1万7903人と小さくしたスタンドのほぼ半分しか埋まらないのが常であった。
 
 野球の試合ではシートをかぶせ、通常使用しないセンター後方スタンドはレイダーズのオーナーの名前にちなんで「Mount Davis」と呼ばれている。21日は、野球の試合として13年ぶりに「Mount Davis」が解放され、その席も売り切れた。
 
 最多動員の要因は、アスレチックスだけのためではなく、対戦相手ジャイアンツの存在が大きい。同コロシアムとジャイアンツの本拠地AT&Tパークはサンフランシスコ湾をはさんで両岸に位置し、25キロほどしか離れていない。
 
 両チームの交流戦は、両岸をつなぐ橋の名前にちなんで「ベイブリッジ・シリーズ」と呼ばれる。ニューヨークのヤンキース対メッツ(サブウェイ・シリーズ)、ロサンゼルスのドジャース対エンゼルス(フリーウェイ・シリーズ)、シカゴのカブス対ホワイトソックス(クロスタウン・クラシック)などと並び、メジャー屈指の人気交流戦シリーズである。

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