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王者アストロズ“メジャー上位対決”で激戦も…地区2位に陥落 5日からマリナーズと連戦

2018/06/05

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 アメリカ各報道機関が独自の方法で算出するメジャーリーグ全球団の総合評価ランキング『Power Rankings』において、5月31日(日本時間6月1日)時点のメジャー3強は以下のようにニューヨーク・ヤンキース、ボストン・レッドソックス、ヒューストン・アストロズの3チーム。それぞれの報道機関によって順位が入れ替わるが、3チーム全てがアメリカン・リーグに所属している。
 
<ESPN>
1 アストロズ
2 レッドソックス
3 ヤンキース
 
<CBS Sports>
1 ヤンキース
2 レッドソックス
3 アストロズ
 
<USA Today>
1 レッドソックス
2 ヤンキース
3 アストロズ
 
 5月31~6月3にこの3強のうちの2チーム、東地区首位レッドソックスと西地区首位アストロズの対決が、アストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで行われた。オールスターやワールドシリーズよりも見応えがあったかもしれない現在メジャー最高峰の4連戦は、連日満員のスタンドで盛り上がった。下は両チームの先発投手の顔ぶれと試合前の成績である。

【1戦目】
レッドソックス:ドリュー・ポメランツ(1勝2敗、防御率6.75)
アストロズ:ランス・マカラーズ・ジュニア(6勝3敗、防御率3.98)
 
 アストロズが初回にポメランツを攻め立て、カルロス・コレアの2ランで先制。3回に同点とされたが、直後の4回にトニー・ケンプ外野手のタイムリー安打、ジェイク・マリズニックのスクイズで2点の勝ち越しに成功。マカラーズが4回以降立て直し4-2で先勝した。レッドソックスは得点圏にランナーを置いての打席を生かせず中盤以降得点できなかった。
 
【2戦目】
レッドソックス:クリス・セール(5勝2敗、防御率2.76)
アストロズ:ゲリット・コール(5勝1敗、防御率2.05)
 
 ア・リーグ奪三振数において1位のコールと2位のセールがぶつかった。この日コールは7回7奪三振、セールは6回6奪三振。試合は終盤8回に2本塁打で突き放したアストロズが7-3で勝利した。
 
【3戦目】
レッドソックス:デビット・プライス(5勝4敗、防御率4.04)
アストロズ:ジャスティン・バーランダー(7勝2敗、防御率1.11)
 
 バーランダーは2011年に、プライスは2012年にそれぞれア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞している。今季はバーランダーが防御率でトップを独走中であるが、この日はバーランダー降板後にレッドソックスが逆転し5-4で勝利。プライスが6回3失点の好投で6勝目を挙げた。
 
【4戦目】
レッドソックス:リック・ポーセロ (7勝2敗、防御率3.65)
アストロズ:チャーリー・モートン(7勝0敗、防御率2.26)
 
 ポーセロは2016年にア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞している右腕。モートンは負けなしの7連勝を飾っていたが、この日はレッドソックスが中盤までに2本塁打などで大量リードし9-3で勝利。モートンは今季初黒星を喫した。一方のポーセロは7回途中3失点で8勝目を挙げて、勝利数でリーグトップタイに浮上。

最近16戦13勝のマリナーズが西地区首位浮上

 期待通りの激戦となったシリーズで2勝2敗としたアストロズは、最近16戦で13勝3敗と好調のシアトル・マリナーズに抜かれ地区2位に陥落。ただし、マリナーズはその間の対戦相手が全て下位チーム(オークランド・アスレチックス、ミネソタ・ツインズ、テキサス・レンジャーズ、タンパベイ・レイズ)であったことから、前述の『Power Rankings』でのマリナーズの評価は今のところさほど高くはない。
 
 奇しくも5日(同6日)からはマリナーズ対アストロズの首位攻防2連戦が行われる。アストロズの1戦目の先発投手は、こちらも2015年サイ・ヤング賞のダラス・カイケルと発表されている。果たしてマリナーズの勢いは本物なのか、あるいは昨季の王者アストロズが首位を奪い返すのか、両チームの対戦が注目される。