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レイズ、剛腕が2年ぶり登板で6回ノーヒッター 右肘手術からの復活劇に「彼の投球が必要」

2018/05/31

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2016年にトミー・ジョン手術…復活マウンドで159キロ!

 タンパベイ・レイズのネイサン・イオバルディ投手が30日(日本時間31日)、敵地オークランド・コロシアムで行われたオークランド・アスレチックス戦で移籍後初登板。右肘手術からの復帰登板で6回無安打無失点の好投を見せて今季初勝利を手にした。
 
 イオバルディは、ニューヨーク・ヤンキース時代の2016年8月に自身2度目のトミー・ジョン手術(右肘側副靭帯再建術)を受け、オフにレイズの契約を交わすも2017年シーズンは全休。その後レイズが回復を見据えオプションを行使し、契約を延長していた。
 
 そして、この日が約2年ぶりのメジャーでの登板。イオバルディは、誰もが驚く快投を見せる。初回、先頭打者のマット・ジョイス外野手に対する初球でいきなり98.3マイル(約158キロ)をマークすると、ジョイスを最後は自慢のスプリットで右飛に打ち取る。続く打者に四球を与えるもののこの回を無失点で抑えると、2回以降は1人の走者も許さない完璧な投球。
 
 肘への負担を考慮され6回を最後に交代したが、この日は6回70球(ストライク46球)を投げ無安打、与四球1、奪三振4、無失点。かつて100マイル(約161キロ)を超えた速球は、この日最速98.7マイル(約159キロ)を計測。この他スプリット、カットボール、スライダーを駆使して、2015年に14勝をマークした時の輝きを取り戻すようにアスレチックス打線を翻弄した。
 
 イオバルディの熱投に応えたいレイズ打線も、3回までに4点を奪うと、8回にはジョニー・フィールド外野手のソロ本塁打などで2点をダメ押し。6-0で快勝し、イオバルディは復帰登板で嬉しい今季初勝利を飾った。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、イオバルディは試合後「初回は四球も出したり19球を放ったが、タイミングなど感覚は良かった」と述べ、6回までノーヒットに抑えた投球については「本当に長い間7回を投げてないからね。9回まで投げられただろうけど、監督をはじめ自分たちは安全な方法を取った。その“プロセス”は理解してる。でも球数が少なかったから、7回を投げたかったな」とコメントした。
 
 また、レイズのケビン・キャッシュ監督はイオバルディについて「見ていてとても楽しい6イニングだった。我々には健康な彼の投球が必要だ」と好投を喜ぶとともに、今後の上位進出に向けてイオバルディのような先発投手の必要性を語っている。
 
 この日の勝利で5連勝としたレイズ。それまでなかなか作れなかった貯金もようやく「2」とし、まだゲーム差はあるもののボストン・レッドソックスとヤンキースの上位2チームを狙う存在として放って置けない存在になろうとしている。