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ナショナルズ、19歳の“シンデレラボーイ”がデビュー 期待の逸材登場に観衆も興奮

2018/05/21

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Getty Images



 新たなシンデレラボーイの誕生か?ワシントン・ナショナルズのフアン・ソト外野手が弱冠19歳でメジャーリーグデビューを飾った。米国メディア『ESPNデポルテス』などが報じている。
 
 夢の切符を手にしたソトは、20日(日本時間21日)に行われた本拠地ナショナルズ・パークでのロサンゼルス・ドジャース戦の8回に早速代打で出場。結果は空振り三振に終わったが、登場時には観衆のスタンディングオベーションを受けていた。
 
 1998年10月25日、ドミニカ共和国の地に生まれたソト。今季のチーム内のプロスペクトランキング2位と評価された若きスラッガーは、今季の開幕を1Aで迎えたが、打棒好調で1Aアドバンスド、2Aと瞬く間に昇格。この3カテゴリー通算で打率.362、14本塁打、52打点という見事な成績を引っ提げて、一気にメジャー昇格まで勝ち取った。19歳207日でのメジャー昇格は、ブライス・ハーパー外野手の19歳195日という記録に次いで、ナショナルズ史上2番目の若さだという。
 
 多くの若手選手たちが激しい競争を行っているMLBでは、10代でメジャーデビューを飾ることは容易でない。今回のソトのケースは、直近では2016年のフリオ・ウリアス投手(ドジャース)に次ぐものであり、2001年以降でも10人目ということだ。
 
 20歳のロナルド・アクーニャ外野手(アトランタ・ブレーブス)、21歳のグレイバー・トーレス内野手(ニューヨーク・ヤンキース)といったプロスペクトたちが今季MLBの序盤戦を盛り上げている。身長185cm、体重83kgという恵まれた肉体を持つ左打者ソトも、“新世代”の一員としてどのような歴史を築いていくのか注目だ。



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