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MLB32球団構想、コミッショナーが語る有力な候補地。メキシコ開催盛況の効果はあるか

2018/05/08

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 ロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスによるメキシコ・モンテレイでの3連戦(日本時間5月5日~7日)が盛況のうちに終了した。そんな中、同地を訪れていたロブ・マンフレッドMLBコミッショナーが将来的なMLBのメキシコ進出をほのめかしているようだ。メキシコメディア『プーロ・ベースボール』が6日(日本時間7日)に報じている。
 
 マンフレッド氏は、メディアに対し「MLBを32球団に増やしたい。モントリオール(カナダ)とメキシコは重要な候補地だ」と発言している。また米国メディア『ESPN』では、メキシコ球界のレジェンドであるフェルナンド・バレンズエラ氏が、今シリーズ中に「モンテレイはインフラ面を見てもMLBのチームを置くにふさわしい都市だ。何の問題もない。他にも準備の整った町はあるが、モンテレイがいい」と述べたと伝えている。
 
 モンテレイはメキシコ北東部に位置するヌエボ・レオン州の州都。100万人以上の人口を有する同国第3の都市であり、メキシコ国内においては野球熱が高い町ということだ。今回のシリーズで使用された近代的なスタジアム「エスタディオ・デ・ベイスボル・モンテレイ」は、メキシカンリーグに所属するスルターネス・デ・モンテレイの本拠地である。
 
 マンフレッド氏は過去にもたびたび将来的なメキシコへの進出を公言しており、今回の興行の成功は自身の公約遂行への追い風となるのか。直近のエクスパンション(球団拡張)が行われてから早や20年、MLBはアメリカ、カナダに続く3ヶ国目のフランチャイズを手に入れる日が来るのだろうか。 
 
 MLBエクスパンションの歴史は以下のとおり。
 
【1961年】
▼アメリカン・リーグ
 ロサンゼルス・エンジェルス
ワシントン・セネタース(現テキサス・レンジャーズ)
*全18球団に(ア・リーグ10球団、ナ・リーグ8球団)
 
【1962年】
▼ナショナル・リーグ
ヒューストン・コルト.45’s(現ヒューストン・アストロズ)
ニューヨーク・メッツ
*全20球団に(ア・リーグ10球団、ナ・リーグ10球団)
 
【1969年】
▼アメリカン・リーグ
カンザスシティ・ロイヤルズ
シアトル・パイロッツ(現ミルウォーキー・ブルワーズ)
▼ナショナル・リーグ
モントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)
サンディエゴ・パドレス
*全24球団に(ア・リーグ12球団、ナ・リーグ12球団)
 
【1977年】
▼アメリカン・リーグ
 トロント・ブルージェイズ
シアトル・マリナーズ
*全26球団に(ア・リーグ14球団、ナ・リーグ12球団)
 
【1993年】
▼ナショナル・リーグ
 フロリダ・マーリンズ(現マイアミ・マーリンズ)
コロラド・ロッキーズ 
*全28球団に(ア・リーグ14球団、ナ・リーグ14球団)
 
【1998年】
▼アメリカン・リーグ
タンパベイ・デビルレイズ(現タンパベイ・レイズ)
▼ナショナル・リーグ
アリゾナ・ダイヤモンドバックス
*全30球団に(ア・リーグ14球団、ナ・リーグ16球団。※ブルワーズがナ・リーグに移動)
 
 
文・高橋康光