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ジャイアンツ、エース不在の緊急事態は打開できるか。攻撃は強打の2選手獲得活かしたい【30球団戦力紹介】

 今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。

2018/04/22

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【投手陣:C】3本柱の2人を欠く緊急事態。投壊を防げるか

 サンフランシスコ・ジャイアンツの先発陣は非常事態に陥っている。オープン戦で通算104勝のマディソン・バムガーナー、同68勝のジェフ・サマージャが故障と3本柱のうち2人を欠き、計算できるのは、昨季8勝と伸び悩んだジョニー・クエト(写真)と同じく8勝のタイ・ブラチ、そして58回2/3しか投げていないクリス・ストラットン、新加入のデレク・ホランドの3人。5人ローテの残り1枠に大きな不安が残る。
 
 リリーフ陣は、ロサンゼルス・ドジャースから加入したトニー・ワトソンや昨季41試合に登板したデレック・ロウ、68試合に登板した速球派のハンター・ストリックランドと優秀な投手が揃っている。
 
 しかし、抑えのマーク・メランソンが防御率4.50と不調で故障していたこともありこちらも不安が残る。代わって、昨季途中にテキサス・レンジャーズから加入し計55試合に登板したサム・ダイソンが務めることになるだろう。

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