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ジャイアンツ、エース不在の緊急事態は打開できるか。攻撃は強打の2選手獲得活かしたい【30球団戦力紹介】

 今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。

2018/04/22

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【打撃陣:B】大物2人が加入。長打力大幅UPに期待


 
 オフにトレードで、昨季まで通算203本塁打を放ったアンドリュー・マカッチェン外野手(写真左)がピッツバーグパイレーツから、同261本塁打のエバン・ロンゴリア内野手(写真右)がタンパベイ・レイズから加入。
 
 2人ともそれぞれのチームで攻守の要として活躍していた全盛期は過ぎてしまったが、それでも打率.260 20本塁打は期待でき、長打力不足に喘いでいたジャイアンツには非常に大きな戦力になるはずだ。
 
 また、昨季2年ぶりに打率3割台を記録したバスター・ポージー捕手や104試合で18本塁打を放ったブランドン・ベルト内野手、通算1648安打&220本塁打を誇るムードメーカーのハンター・ペンス外野手もいるので、今季は中々侮れない打線になるだろう。
 
 そして、足が使えるオースティン・ジャクソン外野手が加入したこともあり、従来の機動力を活かした戦法も見られるに違いない。
 

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