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レイズ、主力次々に放出で低迷必至。有望選手育成で再建への道に光明見出す【30球団戦力紹介】

 今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。

2018/04/10

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【投手陣:D】頼みのエースと守護神はシーズン途中で放出も

 タンパベイ・レイズは昨季12勝のアレックス・カッブと10勝のジェイク・オドリッジが去り、先発で頼れるのは3年連続200投球回を記録したクリス・アーチャー(写真)しかいない。平均約154キロの速球とチェンジアップを駆使して、昨季は10勝とメジャー4位の249奪三振を記録した。
 
 一方で、期待したいのは3年目のブレイク・スネルだ。2015年のマイナー最優秀選手として、2年間メジャーのマウンドを踏んで計11勝している左腕の開花が待たれる。
 
 抑えは、ドミニカ出身の29歳アレックス・コロメ。キレのあるチェンジアップを武器に、昨季リーグトップの47セーブを記録した唯一のタイトルホルダーで、接戦で勝ち星を拾うには彼の力が絶対に必要になる。
 
 しかし、チームが再建途上にある中で、中継ぎ陣を含めて懐事情は非常に厳しい。アーチャーとコロメ放出の噂が現実味を帯びながらのシーズンを過ごすことになることは確実で、救世主が出てくるのを待つしかない状況にケビン・キャッシュ監督も起用に頭を悩ませる。

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