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レイズ、主力次々に放出で低迷必至。有望選手育成で再建への道に光明見出す【30球団戦力紹介】

 今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。

2018/04/10

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【打撃陣:E】長距離砲の大量放出で“残り物”の小粒感が否めず


 
 球団史上最高のフランチャイズプレーヤーとして立派に成長したはずだった、通算261本塁打のエバン・ロンゴリア内野手を筆頭に、指名打者のクリス・ディッカーソン、ローガン・モリソン内野手、スティーブン・スーザ・ジュニア外野手と昨季20本塁打以上を記録した4人を放出。
 
 残った選手たちはお世辞にも「大砲」とは言えず、強いて長打が期待できるのはケビン・キーアマイアー外野手(写真)ぐらい。2016年にキャリアハイの30本塁打を放ったブラッド・ミラー内野手の故障からの復活が待たれるところだ。
 
 長距離打者がいない代わりに取り入れたいのが走塁を絡めた攻撃で、24歳のマレックス・スミス外野手、34歳のデナード・スパンの新旧俊足コンビで塁上を賑わせたい。

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