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オリオールズ、絶対的守護神を重症で欠くピンチ。経験値のある若い力が命運握る【30球団戦力紹介】

 今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。

2018/04/10

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【投手陣:B】守護神不在で揺らぐブルペン。若き先発陣の奮起期待

 鋭いシンカーを武器に2016年は47セーブを記録した守護神ザック・ブリットンが、昨季は度重なる故障者リスト入りで38登板にとどまった上に、オフに右アキレス腱断裂の重傷とボルティモア・オリオールズにとっては泣きっ面に蜂。
 
代わって抑えに座ったブラッド・ブラックに期待がかかるところだが、18セーブを挙げた一方で、防御率は3.18と高く懸念材料ではある。
 
 そんな中、先発陣は若い人材が豊富だ。中心となるのは、160キロ近くを常時計測し昨季11勝を挙げた27歳のケビン・ゴースマン(写真)だろう。防御率4.68ながら186.2回の投球イニングと179の奪三振はともに自己最多と今季こそ一皮むける期待がかかる。
 
 また、13勝の25歳ディラン・バンディ、2016年に16勝を挙げた29歳クリス・ティルマンも昨季1勝に終わったリベンジに燃える。キャンプイン前に加入した11勝のアンドリュー・キャシュナーも活躍が期待される。

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