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【MLB】“他”国籍選手は3割に。止まらぬ国際化、スター予備軍も中南米系ズラリ

3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で惜しくも連覇を逃すも、存在感を存分に発揮したドミニカ共和国代表。そのメンバーには、シアトル・マリナーズ所属のロビンソン・カノー内野手、ネルソン・クルーズ外野手や、テキサス・レンジャーズ所属のエイドリアン・ベルトレ内野手らメジャーリーグのスター選手が名を連ねるが、それだけではなく新たなスター予備軍の選手もいる。

2017/04/20

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新たなスター予備軍もMLBに在籍

 同紙によると、開幕時ロースターでは19カ国のプレーヤーの登録があり、イチロー、上原浩治、ダルビッシュ有、田中将大らの日本人選手は8人であり、これはドミニカ共和国以下、ベネズエラ(77人)、キューバ(23人)、プエルトリコ(16人)、メキシコ(9人)に続く第6位である。そして、最もロースター内に外国人選手が多いのは、14人のレンジャースというデータがある。
 
 先のWBCでは2次ラウンドで敗退し連覇を逃したドミニカ共和国。ロビンソン・カノー、ネルソン・クルーズ(マリナーズ)、エイドリアン・ベルトレ(レンジャース)、アルバート・プホルス(ロサンゼルス・エンゼルス)らMLBを代表するスーパースター軍団のイメージが強いが、その下には新たなスター予備軍など多くのメジャーリーガーが控えているのがうかがえる。
 
 もちろん、長いシーズン中には再昇格を果たす者、デビューする者もおり、さらに多くのドミニカ人選手の活躍が今季もMLBで見られるのは間違いない。
 
 また、ドミニカ人ばかりでなくWBCで活躍した各国代表選手のプレーにも注目だ。WBCを通して、国による選手の個性、戦い方の個性などが野球にも存在することがライト層の野球ファンにも認知されつつある。レンジャーズのような多国籍軍団は野球の国際化の象徴ともいえよう。選手の国籍に注目しながらのMLB観戦もひとつの見方として面白いのではないだろうか。

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