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【MLB】イチロー、現役選手で殿堂入り最有力に。米サイト「満場一致で最高評価」

2017/03/29

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Getty Images



 マイアミ・マーリンズのイチロー外野手が、米野球殿堂入りに最も近い現役選手との評価を受けている。
 
 米サイト「スポーティング・ニューズ」では、2017年シーズン開幕を前に、全30球団で最も殿堂入りに近い選手を選出する特集を組んでいる。
 
 イチローは、アルバート・プホルス内野手、エイドリアン・ベルトレ内野手、ミゲル・カブレラ内野手、ヤディアー・モリーナ捕手、ロビンソン・カノー内野手といったスーパースターを抑え、堂々の1位に選出された。
 
 同記事では、以下のように選出理由が報じられている。
 
「イチローは昨季MLB通算3000本安打を達成し、クーパーズタウン(米野球殿堂のある街)にその功績を残した。そして、イチローが引退した5年後に、全米野球記者協会は最高の評価を下すことになるだろう。おそらく、同協会は満場一致でイチローの殿堂入りを採決することになる」
 
 米国で野球殿堂入りを果たすには、全米野球記者協会の適性審査委員会で候補者認定を受けた後に、同協会に10年以上所属している記者による投票で得票率75%以上を獲得し、選出される必要がある。また、一度候補にノミネートされても得票率が5%を切ってしまうと、候補から除外されてしまう。
 
 以前には野茂英雄投手が候補に選出されたこともあったが、得票率が5%に満たず選考から除外されてしまった。
 
 そのため、米球界にシーズン最多の262安打、通算3000安打という形で記録を残し、ケガを最小限に抑えることでキャリア全体を通して功績を残したイチローの評価は非常に高いものとなっている。
 
 いよいよ殿堂入りが現実味を帯びてきたイチロー。
 今年もどんな伝説を残すか、日本の誇る安打製造機の活躍から目が離せない。