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【MLB】田中将大がOP戦2戦連続無失点!3回4K無失点の快投

2017/03/06

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Getty Images



 ニューヨーク・ヤンキースとピッツバーグ・パイレーツのオープン戦が、現地時間5日にジョージ・M・スタインブレナー・フィールドで行われた。ヤンキースは田中将大投手が先発登板し、3回を被安打3、奪三振4と抑え、オープン戦2試合連続無失点と上々の仕上がりを見せた。試合はヤンキースが3対2で勝利した。
 
 今日はスプリットが冴え渡る日だった。初回は先頭打者を2球で追い込むと、3球目の82マイル(約132キロ)のスプリットで空振り三振に打ち取った。続く打者には一、二塁間を破られるも、3番DHのフランシスコ・セルベリをまたしても完璧な高さに落とすスプリットで空振り三振。4番の打席で盗塁を試みた一塁走者をオースティン・ロマイン捕手が見事に刺し、1回を終了した。
 
 2回は先頭の4番ジョン・ジェイソ内野手に右翼線へ二塁打を放たれるも、続く打者を初球で遊ゴロに仕留め、1死三塁とした。6番ホセ・オスナ外野手を前進守備の二ゴロに打ち取り、三塁走者は生還できず。7番バレット・バーンズ外野手を、低めに制球されたスプリットで見逃し三振を奪い、ピンチを難なくしのいだ。
 
 3回は先頭の8番ジェイコブ・スターリングズ捕手を86マイル(約138キロ)のスプリットで空振り三振に抑えると、9番ダニー・オルティス外野手をツーシームで一ゴロ。続く1番のマックス・モロフ内野手には中前へ運ばれるが、2番アレン・ハンソン内野手をスライダーで左飛に仕留め、0点に抑えた。
 
 登板後に、田中はインタビューで今日の登板でのテーマを聞かれ、「前回は細かい制球が良くなかったので、キャッチャーの構えているところに投げられるように心掛けた」と話した。
 
 また、開幕投手に関して聞かれると、「日にちが決まっているので、そこに合わせて調整していくだけ」とした。4月2日の敵地でのタンパベイ・レイズとの開幕戦に向けて、まだ1カ月ほど残っているが、調整は順調に進んでいるとみて間違いない。今シーズンのヤンキースのエースの更なる飛躍に期待したい。