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【MLB】ロイヤルズ、自動車事故で亡くなった若き右腕の追悼式を執り行う

2017/02/27

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Getty Images

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 カンザスシティ・ロイヤルズ対テキサス・レンジャーズのオープン戦の試合前、今年1月に故郷のドミニカ共和国で自動車事故で死亡したヨーダノ・ベンチュラ投手の追悼式が、現地時間24日に執り行われた。
 
 ベンチュラは、最速約164キロの速球を武器とする先発右腕で、2016年には平均球速が約154.6キロを記録し、3年連続となる10勝以上をマーク。2015年にロイヤルズがワールドシリーズを制覇した際にも、主力としてローテーションを支えた。また、乱闘や報復死球で2試合連続の退場処分を受けたことがあるなど、血気盛んな選手でもあった。
 
 血の気が多い一方で、練習熱心でチームメイト想いの一面もあり、チームメイトや地元・カンザスシティのファンから愛されていた。
 
 まだ25歳と若く、将来のスター候補だったこともあり、その死は非常に惜しまれた。また、訃報が報じられた際にはダルビッシュ有投手が自身のTwitterで驚きのコメントを残すなど、米球界に大きな衝撃を与えた。
 
 MLB公式サイト『MLB.com』では、25日付で試合前の追悼式について特集が組まれている。両チームの選手・コーチがファウルライン上に整列し、ビデオ放映、キャリア紹介などがされ、その後ベンチュラに対しスタジアムの全員で賛辞の意を表した。
 
 対戦相手となったテキサス・レンジャーズのエイドリアン・ベルトレ内野手、カルロス・ゴメス外野手も、チームを代表してマウンドに花束を添えた。
 
 また、試合が行われたサプライズ・スタジアムの所在するアリゾナ州・サプライズ市職員であるウェイン・ターナー氏から、ロイヤルズのネッド・ヨースト監督にベンチュラの栄誉を称えた飾り盾が贈られた。この飾り盾はスタジアムの外壁に永久に展示される予定となっている。
 
 MLBでは、多くの選手がワールドシリーズ進出すら叶わないまま、現役を引退することが多い。しかし、ベンチュラは短いキャリアの中で2回ワールドシリーズに出場し、主力選手の1人として活躍を見せながら、30球団の頂点に立った。
 
 若き剛腕、ベンチュラの華々しい活躍はロイヤルズファンだけでなく、世界の野球ファンの記憶に深く刻まれたことだろう。