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「野球を台無しにする」大谷翔平の後払い契約が炎上? 海外メディアが猛批判【海外の反応】

2024/02/10

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ロサンゼルス・ドジャースに入団した大谷翔平

大谷翔平 最新情報

 大谷翔平選手はロサンゼルス・ドジャースと10年総額7億ドル(約1034億円)の超大型契約を結んだが、そのうちの大半に当たる6億8000万ドル(約1005億円)を契約満了後の後払いにした。結果的にぜいたく税を低く抑えることに繋がるため、カナダ紙『ザ・バーシティ』が批判している。

 

 
 大谷の契約金は、それまでの史上最高額だったマイク・トラウト外野手の12年総額4億2650万ドルを大幅に超えるものだったが、契約金の97%を繰延したことで10年間に受け取る年俸は200万ドル(約3億円)となった。財政的負担が軽減したことで、ドジャースは山本由伸投手と12年総額3億2500万ドル(約480億円)の大型契約を結ぶなど、積極的な補強を行なっている。
 

 
 同メディアは、大谷の後払い契約について「彼の天才的な行動かもしれないが、まさに野球を台無しにする可能性があるものだ。これだけの給与の延期により、ドジャースの年俸請求額と競争平衡税が減額され、さらなる支出の余地が残された。この影響は、ドジャースが日本のエースである山本と大型契約した時、すぐに感じられた。これでは野球界の裕福なチームと貧しいチームの間の溝がさらに悪化するだけだろう。小規模なチームも同じ方法で大スターと契約することはできるが、現時点においては、より多くの資金を持っている大規模なチームが望むものを獲得するための方法であることに変わりはない」と批判している。
 

 

 
【了】