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大谷翔平、後払い契約による本当の懸念は? 米紙が言及「最終的には…」【海外の反応】

2024/01/19

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ロサンゼルス・ドジャースに入団した大谷翔平

大谷翔平 最新情報

 ロサンゼルス・ドジャースは大谷翔平選手と10年総額7億ドル(約1030億円)の超大型契約を結んだ。米紙『ザ・トレントニアン』は、それに伴いチケット価格が上昇し、ファンが大きな負担を強いられることになると懸念している。

 

 
 7億ドルのうち、97%に当たる6億8000万ドル(約1001億円)は契約満了後の後払いとなるため、大谷は契約期間中の10年間に年俸200万ドル(約2億9000万円)だけ受け取ることになった。それによりぜいたく税の対象となる総年俸が抑えられ、ドジャースは積極的な補強を行うことが可能となっている。魅力的で強いチームになることはファンにとっても良いことだが、手放しで喜べないかもしれない。
 

 
 同紙は「最終的にはファンが、かなりの部分を負担しなければならず、間違いなくチケットの値段は上がるだろう」と予想。したがって「大谷の野球を球場で見る余裕のある米国の家庭はごく一部になる。 家族4人がメジャーリーグの試合を安い席で観戦する場合の平均価格は、駐車場代と売店代を含めて140ドル(約20610円)であるが、ドジャースのチケットは球界一高く、家族4人で219ドル(約32240円)。そして、大谷の契約は以前の史上最高額の契約を62%上回っているため、ドジャースはある時点で、平均チケット価格をその分引き上げることを検討するかもしれない。そうなれば、家族4人が球場で1日過ごす費用は355ドル(約52260円)に跳ね上がる。米国の娯楽は大多数の米国人家庭には手の届かないものになってしまうだろう」と懸念している。
 

 

 
【了】