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大谷翔平、後払い契約だからドジャースを選んだ!? 米メディアが示唆「税金による打撃を…」【海外の反応】

2023/12/23

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ロサンゼルス・ドジャースの会見に出席する大谷翔平選手とオーナーのマーク・ウォルター氏、アンドリュー・フリードマン編成本部長

大谷翔平 最新情報

 フリーエージェント(FA)となって注目を集めていた大谷翔平選手は、ロサンゼルス・ドジャースと10年7億ドル(約1015億円)の歴史的契約を結んだ。しかし、その契約金の大半が後払いとなることも判明し、さまざまな声が起きている。米メディア『カブスインサイダー』のモシェ・ウィレンスキー記者が言及した。

 

 
 大谷の獲得には激しい争奪戦が行われており、シカゴ・カブスは10年5億ドル(約725億円)まで出す予定だったという。これはドジャースとの契約の後払いを考慮すると、総額はほぼ同じか上回る可能性もある。
 

 
 しかし、所得税の問題でドジャースは大きく有利に立つことができた。カリフォルニア州は全米で最も税率が高いが、後払いにすることで大きく節税することが可能だからだ。もしカブスと5億ドルの契約を結ぶと、年間300万ドル(約4.4億円)から400万ドル(約6億円)の税金を納めなくてはならない。
 
 この契約についてウィレンスキー氏は「ドジャースとの契約は実際の年俸が相対的に非常に低く、契約の大部分は後で支払われるため、実質的な税金による打撃を避けることができる。結局、カブスはドジャースに対して、実質的な価値でも総額でも上回らなかったということだ」と言及した。
 

 

 
【了】