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【MLB】レッドソックス上原、カットボール試投で大炎上。第3の球種習得へ試行錯誤

自身2試合目のオープン戦に登板した上原だが、新球カットボールを打ち込まれ1回もたず4失点。41歳にして新球の習得に着手するのは、打者に第三の球の存在を植え付けたいからだという。

2016/03/18

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スプリット封印、1回もたず

 現地16日、ボストン・レッドソックスの上原浩治が今季自身2試合目となるミネソタ・ツインズとのオープン戦に登板。この日は今季からレパートリーに加えた新球カットボールを多く交えた上原だが、1回もたず4失点と打ち込まれた。現地メディア『CSNNE.com』は、「上原、カットボールを試すもツインズ打線に滅多打ちに合う」として報じている。
 
 オープン戦初登板となった現地10日のレイズ戦では、ティム・ベッカムから三振を奪うなど、有効に機能していたカットボールだが、この日は一変、ツインズ打線の餌食となった。
 
 5回に2番手として登板した上原は、先頭打者こそポップフライに打ち取ったものの、次打者にヒットを打たれると、2番ロサリオに2ランホームランを被弾。この後、安打と四球で2死ながらランナー1、2塁のピンチを招くと、ツインズの6番パク・ビョンホにはレフトオーバーの2点タイムリーツーベースを打たれ、この回4失点。1イニングを投げ切れずに、後続の投手にマウンドを譲った。
 
 この日のツインズ打線は、四球と本塁打(2球目)以外、7打者中5打者が初球打ちと追い込まれる前に勝負する姿勢を徹底。スプリットという魔球を持つ上原に対し積極策で対応した効果が出た形だ。
 
2/3回を投げて、被安打4、四球1、4失点という散々な結果に終わったが、上原自身はある程度この結果を予想していたという。
 
“That was the pitch that I wanted to work on tonight,” said Uehara through a translator, “so I threw it a lot. I knew up front that I wasn’t going to throw any splits today, so I had a feeling it might be like this.
“It’s not something I can work on during the regular season, so I have to work on it right now.”
「今日はカットボールを試すことを決めていたので、カットボールを多投しました。事前に今日はスプリットをほとんど投げないことを決めていたので、この結果はある程度は予期していました」と通訳を通して語った。「レギュラーシーズン中に新しいことは試せないですから、このオープン戦の期間中に試していかないといけないんです」

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