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【アメリカの眼】MLBで消えつつあるダブル・スリーの存在。30本塁打30盗塁を期待したい7選手

2015年シーズン日本ではトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を2人の選手が同年に達成し、話題を呼んだ。だがメジャーリーグに目を向けると、2012年以降ダブル・スリー(30本塁打、30盗塁)をマークした選手が出ていない。その理由、そして今シーズンその大台をマークできる可能性がある選手を『MLB.com』が特集した。

2016/03/03

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2012年以来、ダブルスリー達成者はおらず

 日本では2015年シーズン福岡ソフトバンク・ホークスの柳田悠岐と東京ヤクルトスワローズの山田哲人が打率3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーを達成して大きな話題を呼んだ。

 一方アメリカに目を向けてみると、メジャーリーグでトリプルスリーないし、30本塁打、30盗塁をマークした選手が2012年以降途絶えている。

 2012年のミルウォーキー・ブルワーズのライアン・ブラウンとロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムのマイク・トラウトが達成して以来、現れていない。1987年からの26年間で30本塁打、30盗塁をマークした選手が現れなかったのはストライキの年以外では1度だけだった。それが複数年以上出ておらず、それはMLB26球団しか存在しなかった1984-86年以来のことだった。

 優れた身体能力を誇る若い選手で溢れている現在のメジャーリーグで、30本塁打30盗塁に誰も届いていないのは意外と言えるかもしれない、と『MLB.com』のアンドリュー・サイモン記者も述べる。

 1987年以前、30本塁打、30盗塁を残せる選手はそう多くなかった。ボビー・ボンズ(バリー・ボンズの父)が5度、ウィリー・メイズが2度、MLB全体でも11度しか記録されていない。
 しかし1987年にジョー・カーター、エリック・デービス、ハワード・ジョンソン、ダリル・ストロベリーの4選手が30本塁打、30盗塁を達成すると、2012年までに32選手が合計49度30本塁打30盗塁をマークしている。そのうち5度はバリー・ボンズが達成している。

 MLBではパワーとスピードを兼ね揃えた象徴である30本塁打30盗塁だけではなく、25本塁打25盗塁ですら2013年のマイク・トラウト以来マークした選手は存在しない。

 2015年に20本塁打20盗塁を達成したのはライアン・ブラウン、ポール・ゴールドシュミット、マニー・マチャード、AJ・ポロックの4人だけ。それは1992年以降ではストライキの年を除いて最も少なかった。

 25本塁打25盗塁に最も近かったのはブラウンの25本塁打24盗塁だった。だが30本塁打を放って選手ではゴールドシュミットの21盗塁、そして30盗塁を決めた中ではAJ・ポロックの20本塁打が最多だった。

「本塁打と盗塁の両方を量産できる選手が減ったことは不思議ではない」とサイモン記者は持論を述べている。本塁打数が減少傾向にあるのは周知のこと。パフォーマンス増強剤使用の低下、速球派の投手が増えたこと、ストライクゾーンの変化などの要素が影響しているのではと理由を綴っている。

 盗塁数に関しては、増減の波はあるが1974年以降では、ストライキ年を除くと2015年シーズンが最も少なかった。

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