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大谷翔平とジャッジの白熱するMVP争い、米メディアが比較。重要な点は?「最終的に誰がトップになるにせよ…」【海外の反応】

2022/10/05

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 米メディア『ピンストライプ・アレイ』が、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手とニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手による白熱したア・リーグMVP争いに言及し、どちらがMVPに相応しいかについて議論した。

 

 
 ジャッジは現時点までに62本塁打を放ち、1961年にロジャー・マリス氏がマークしたア・リーグのシーズン最多本塁打記録(61本)を越えた。対する大谷は34本塁打だが、投手として15勝を飾るなど、二刀流として類稀なる才能を発揮している。
 

 
 MVPの議論を難しくしているのは、大谷がサイ・ヤング賞候補と言われるほどに投手としての成績が良いことに他ならない。同メディアは「もし、そうでなかったら、この議論は無意味かもしれない」と伝えている。
 
 ただし、大谷が投打で活躍していることを加味しても、米データサイト『ファングラフス』が算出するfWARという指標ではジャッジの方が高いようだ。同メディアは「fWARが全てではないが、それでもジャッジの合計が大谷の合計を簡単に凌駕していることは確かに説得力がある」とし、MVP受賞者としてジャッジを挙げる声が多いことも頷けるという。
 
 とはいえ、4日間打者としてプレーし、5日毎にエリートレベルの投球をしながら同じ日に打撃もするという事実は、他の誰にも出来ないことであり、そのスキルの独自性は、MVPを議論する上で「忘れてはならない重要なもの」としている。
 
 最後に同メディアは「最終的に誰がトップになるにせよ、現代で最も注目すべき2人の選手を目の当たりにしていることに、ただただ感激するのが一番だろう。それこそが、最も重要なことなのだ」と綴り、締めくくっている。