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ジャイアンツ、世界一に。青木宣親のロイヤルズ、惜敗|10月30日MLBクイックニュース

2014/10/30

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3勝3敗で迎えたワールドシリーズ第7戦は、ロイヤルズの本拠地カンザスシティで行われ、ジャイアンツが接戦をものにした。
 
●カンザスシティ・ロイヤルズ2-3○サンフランシスコ・ジャイアンツ
 
前日と同様に青木宣親は2番右翼に入った。
ロイヤルズはガスリー、ジャイアンツはベテランのハドソンが先発。
 
すでに、1回からジャイアンツは2日前に完封したエースのバムガーナーもブルペンに入り、いつでも救援できる態勢に。
 
ジャイアンツは2回表、サンドバルが死球、ペンス、ベルトの連打で無死満塁。ここでモース、クロフォードが連続犠飛で手堅く2点を先取する。
 
その裏、ロイヤルズは安打で出たバトラーをゴードンが二塁打で1点を返すと、ペレスは死球で無死一、二塁。ムスタカスの左飛でゴードンがタッチアップで三塁へ進むと、インファンテの犠飛ですぐに同点へ追いつく。
 
さらにエスコバーの安打で一死一二塁。ジャイアンツは早くも先発ハドソンに見切をつけ、アッフェルトをマウンドへ。
 
ここで青木宣親が一本打てば、試合の流れは大きくロイヤルズに傾く。青木の当たりはふらふらと上がったハーフライナー、ポテンヒットかと思われたが二塁手クロフォードがワンバウンドで取って二塁送球、フォースアウトとなった。
 
ジャイアンツは4回表にモースがタイムリーで3-2とリード。
 
5回裏には満を持してバムガーナーがマウンドへ上がり、以後の5回を2安打無失点に抑え、ジャイアンツに栄冠をもたらした。
 
青木は一打席目四球、二打席目は前述のとおり二ゴロ、三打席目は左直、四打席目は遊ゴロ。
今シリーズの青木は、安打が1本出ていれば流れが変わるという場面で、再三打席が回ってきたものの、結局安打は昨日のタイムリー1本だけ、6試合14打数1安打1打点2四球の.071に終わった。
 
シーズン終盤から好調を維持してきたが、ワールドシリーズで急ブレーキがかかった感がある。
 
MVPはバムガーナー、3試合21回を投げて9被安打自責点1、1四球。2勝1セーブ。
 
ロイヤルズは、ジャイアンツの左腕エースに歯が立たなかった。
 
サンフランシスコ・ジャイアンツはこの5年で3度目の世界一に輝いた。