大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



【MLB】日本人メジャーリーガーの歴代最高額契約ランキング6~10位 特殊な契約内容の現役投手、モデルチェンジ成功した右腕も

2022/07/23

text By

photo

Getty Images



5位タイ 松坂大輔

契約内容:6年5200万ドル(約67億6000万円)
該当年度:2007~12年(ボストン・レッドソックス)

 
 国際大会でも実績を残した“平成の怪物”。NPBでは高卒1年目から最多勝や新人王に輝くなど球界を席巻。その後も数々のタイトルを獲得し、順調な成長曲線を描いた。2006年オフにはポスティングシステムを行使。ボストン・レッドソックスと6年5200万ドルの大型契約を結んだ。
 
 ルーキーイヤーから15勝を挙げるなど期待通りの活躍を見せ、チームの世界一に大きく貢献した。翌08年も日本人シーズン最多の18勝、防御率2.90をマーク。一方でリーグワーストの94四球を与えるなど制球に苦しんだ。

 すると、翌年はけがの影響で12先発にとどまると、以降も懸念されていた制球難を露呈し、11年限りでフリーエージェント(FA)に。同年オフにはクリーブランド・インディアンス(現ガーディアンズ)とマイナー契約を交わしたが、シーズン途中で自ら契約解除を申し出た。直後にはニューヨーク・メッツとメジャー契約を結び、14年は主にリリーフとして34試合に登板したが、先発に強いこだわりを見せたこともあってオフに再びFAとなった。

1 2 3 4 5 6