大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



青木入団で9人目。イチロー、佐々木、城島らNPB選手が主力として活躍するマリナーズ

サンフランシスコ・ジャイアンツをFAとなっていた青木宣親がマリナーズとの1年契約に合意。マリナーズでは過去にイチローや岩隈らを筆頭に8人の日本人選手がプレーしてきた。

2015/12/05

text By

photo

Getty Images



常に日本人選手が投手陣を支えるマリナーズ

 投手にもビックネームが並ぶ。
「大魔神」の異名を持つ日本最高の佐々木主浩もその一人だ。99年オフに3年総額1200万ドルでFA移籍すると、1年目から新人記録(当時)の37セーブをあげ、新人王受賞。2年目には球団記録の38セーブを上回る45セーブ、3年目には史上最速の通算100セーブと守護神として活躍。4年目は故障に苦しみシーズン終了後に契約を1年残しながら古巣横浜へと戻った。

(2000~2003年) 228試合 7勝 16敗 129S 防御率3.14

 故障で苦しんだ佐々木の代役としてクローザーを務めたのが長谷川滋利。97年に渡米しエンゼルスを経て、01年オフにマリナーズへと入団。2年目の03年には63試合に投げ16S、防御率1.43の活躍で自身初のオールスターにも選出された。英会話やゴルフにも長けチームメイトからの信頼も厚かった。

(2002~2005年) 230試合 15勝 16敗 17S 防御率3.46

 来季の青木のチームメイトとなることが期待されているのが岩隈久志だ。
 渡米時の期待は高くなかったものの、1年目後半から「コントロール・アーティスト」と称された制球力を武器に先発に定着すると、2年目にはサイヤング賞投票3位に入る大活躍を見せた。今年は怪我もあったが、8月12日のオリオールズ戦で日本人投手としては2人目のノーヒットノーランを達成。FAとなった今オフは多くの球団から注目を集めている一人だ。マリナーズと再契約するという見方が強い。

(2012~2015年) 111試合 47勝 25敗 防御率3.17

その他のマリナーズに在籍した日本人選手

マック鈴木
(1996,98~99年) 23試合 1勝 4敗 防御率8.78
マリナーズ初の日本人選手。2年目にツインズ戦で白星をあげたもののマリナーズでは目立った活躍はできず。ロイヤルズ移籍後の2000年にはローテーションに定着し8勝をあげた。

木田優夫
(2003~2004年) 8試合 0勝 0敗 防御率7.71
03年途中にドジャースからウェーバーにかけられ移籍も2年間で白星0に終わる。

川崎宗則
(2012年) 61試合 20安打 0本塁打 7打点 2盗塁 打率.192
イチローを追いかけてマリナーズに入団したのが川崎宗則(現FA)。出場は少ないものの独特の英語や全力プレーで人気を誇った。

1 2