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大谷翔平、40本塁打の先に待つ記録たち エンゼルス球団記録まであと8本、ア・リーグ記録も視野!?

2021/08/16

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大谷を待つ数字とは?

 まず大谷が目指すのは節目の40本。続いて、「ロサンゼルス・エンゼルス」で史上最多となる、2019年にマイク・トラウトがマークした45本塁打だ。この記録を超えると、次にアナハイム・エンゼルス時代にトロイ・グロスがマークした球団記録の47本が見えてくる。エンゼルス史上40本塁打以上をマークしたのは、このグロス(2度)とトラウト(2度)、そしてアルバート・プホルス(現ドジャース)の3人だけだ。
 
 そしてMLB史で46度、ア・リーグ史では24度(ともに複数回選手含む)記録されている50本塁打以上のラインを超えれば、わずか5人(8度)に絞られる60本以上ゾーンへ。50本塁打以上4度、40本塁打以上11度を誇る“野球の神様”ベーブ・ルースのキャリアハイは60本ちょうど。もちろんこの記録の年のルースは投手としての登板はないが、元祖二刀流という共通点を持つ大谷にとってはひとつ目標となる数字ではないだろうか。
 
 その先には、ア・リーグ記録となるロジャー・マリスがヤンキース時代の1961年に記録した61本。そして、バリー・ボンズが2001年にサンフランシスコ・ジャイアンツで記録したメジャー最多73本だ。
 
 さすがに70本オーバーは現実的ではないが、ア・リーグ記録に関しては可能性としてはゼロではない。大谷は、絶好調だった6月に25試合で13本、約2試合に一本のペースで本塁打を量産していた。残り43試合で22本以上となると、相当厳しいが決して不可能な数字ではないのだ。最近では1番起用で上手くハマり、打席数が増加することや、勝負されやすくなることを加味すれば、期待したくなるところだ。
 

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