「話が違うだろ(笑)」杉谷拳士と山﨑康晃の“交流戦裏話”が今明かされる。交流戦で実現した帝京高校OB対決
2025/05/30
【写真:編集部】
「『話が違うだろ!』って(笑)」後輩との対戦秘話
杉谷氏が帝京高校の2学年下である山﨑康晃とプロの公式戦で初めて対戦したのは、2018年6月9日の交流戦。3-4と横浜DeNAベイスターズが1点リードで迎えた9回に山﨑が登板し、2死走者なしで杉谷の打順が回ってきた。
「あいつ『真っ直ぐ行きます!』とか言って、いきなりシンカーみたいなのを投げてきたんですよ。『話が違うだろ!』って(笑)」
初球のツーシーム系のボールを杉谷は空振り。カウント2-2で迎えた5球目を杉谷はスイングしたが、一ゴロに倒れてゲームセットとなった。
そんな杉谷氏に、現役時代を過ごした北海道日本ハムファイターズの今季の戦いぶりについて尋ねると、力強い言葉が返ってきた。「12球団でもトップクラスの先発投手陣がいいですよね。リリーフ陣も素晴らしいですし、若手もまだまだたくさんいます。ドラフト戦略と育成が身を結んできた結果だと思います」と、古巣に大きな期待を寄せた。
なかでも、杉谷氏が交流戦注目の選手に挙げたのが、昨オフに日本ハムに加入した古林睿煬投手だ。「モノが違います。一球一球投げるストレートの質が高いですし、勝てる投手としての能力を兼ね備えていると思います。ファイターズが交流戦で優勝するなら、古林に大ブレイクしてもらわないと」と、若き剛腕に太鼓判を押した。
さらに、「来年のWBCは大変ですよ。(台湾代表との対戦で)いきなり古林が相手だと、日本代表もどうなるか分からないです」と、難敵になり得る可能性も示した。
杉谷氏がMCを務めた『BASEBALL TIME 2025』はDAZNの人気“TIMEシリーズ”の野球版で、豪華解説陣が深く鋭い視点で今シーズンの注目ポイントを徹底討論する。5月30日(金)の配信では、元オリックス・バファローズ監督の中嶋聡氏、元東京ヤクルトスワローズ監督の真中満氏がゲスト出演し、MC杉谷氏と進行の中川絵美里氏を加えた計4名が、今季の交流戦についてトークを繰り広げている。
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