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150キロ超えの剛腕、魔球を操るサウスポーなど多数! 大会8日目の注目選手7人を紹介【夏の甲子園2025】

2025/08/13 NEW

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阪神甲子園球場

高校野球 夏の甲子園 最新情報

 第107回全国高等学校野球選手権大会が開幕し、地方大会を勝ち抜いた全49代表校が全国の頂点を目指して激突する。本日の大会8日目は3試合が予定されている。ここでは、大会8日目の注目選手を紹介する。

 

石垣元気(健大高崎)

 
 今大会最注目の右腕が、健大高崎(群馬)の石垣元気(3年)だ。最速は150キロを超え、プロからも注目を浴びる存在だ。
 
 昨年の選抜甲子園では、左腕・佐藤龍月(3年)とともに左右の2枚看板を形成し、優勝に貢献した。
 
 今夏の群馬大会では2試合の登板ながらも。5イニングを投げて被安打0、8奪三振という抜群の安定感を誇った。
 
 入学時から注目されていた剛腕は、最後の夏で打者を圧倒する投球を見せられるか。
 
 石垣を擁する健大高崎は、第1試合で昨夏の覇者・京都国際(京都)と激突する。

 

 

佐藤龍月(健大高崎)

 
 健大高崎(群馬)の左のエース・佐藤龍月(3年)だ。
 
 昨年の選抜甲子園では22イニング無失点の投球を見せ、大会制覇の立役者となった。しかし、同年の夏に左肘の手術を受け、今春の選抜甲子園ではマウンド立てなかった。
 
 その中で迎えた今夏の群馬大会では、2試合に登板。合計3イニングを無失点に抑えた。
 
 今夏、甲子園のマウンドに立つことはあるのだろうか。期待は高まるばかりだ。

 

西村一毅(京都国際)

 
 夏連覇をに挑む京都国際(京都)の最注目は、エース左腕の西村一毅(3年)だ。
 
 昨夏の甲子園では中崎琉生(現:国学院大)とともに、2枚看板を形成。当時、西村は2年生ながらも2完封を記録し、チームの甲子園制覇に大きく貢献した。
 
 今夏の京都大会では、34イニングを投げて45奪三振をマーク。チームを2年連続の甲子園に導いた。
 
 魔球・チェンジアップを武器に、チームを夏2連覇に導けるか。西村を擁する京都国際は、第1試合で昨年の選抜王者・健大高崎(群馬)と対戦する。

 

 

清水詩太(京都国際)

 
 京都国際(京都)の清水詩太(3年)は、昨夏の甲子園優勝を経験している注目の内野手だ。
 
 昨夏の甲子園では、打率は.208(24打数5安打)ながらも全試合にスタメン出場した。
 
 今夏の京都大会では、5試合に出場して打率.471(17打数8安打)、1本塁打、6打点をマーク。準々決勝以降は4番打者として出場した。
 
 帰ってきた聖地で、さらに進化した姿を見せたい。

 

坂本慎太郎(関東第一)

 
 関東第一(東東京)の坂本慎太郎(3年)は、U‐18日本代表候補にも入っている二刀流だ。
 
 昨夏の甲子園では、主に左翼手として出場。同大会では打率.173(17打数3安打)に終わったが、三振数はわずか1つだった。
 
 今夏の東東京大会では、全7試合の出場で打率.556(27打数15安打)、2本塁打、8打点。投げては36イニングを投げて36奪三振を奪うなど、投打で活躍を見せた。
 
 京都国際(京都)に敗れた昨夏の甲子園決勝では、最後の打者になった坂本。今夏の甲子園では、チームを全国制覇へと導く存在となりたい。
 
 坂本を擁する関東第一は、第2試合で中越(新潟)と対戦する。

 

 

早瀬朔(神村学園)

 
 神村学園のエース右腕・早瀬朔(3年)は、今大会注目投手の一人だ。
 
 昨夏の甲子園3回戦・岡山学芸館(岡山)との試合では、9回1失点完投。準々決勝の大社(島根)戦では、6回からリリーフ登板し、無失点に抑える好投を見せた。
 
 だが、今夏の鹿児島大会準決勝では、2回2/3を投げて2失点で降板。悔しいマウンドも経験した。
 
 今大会では、チームを上位へと導く投球に期待だ。早瀬を擁する神村学園は、第3試合で創成館(長崎)と対戦する。

 

今岡拓夢(神村学園)

 
 今岡拓夢(神村学園)は、1年夏から甲子園を経験している内野手だ。1年夏、2年春・夏、3年夏と、今回が4度目の甲子園となる。
 
 昨夏の甲子園でチームは2年連続の4強入りを果たしたが、今岡は打率.238(21打数5安打)と実力を発揮できなかった。
 
 それでも、今夏の鹿児島大会では全5試合の出場で打率.455(22打数10安打)、6打点をマーク。チームの甲子園出場に貢献した。
 
 悲願の全国制覇のために、チームを救う打撃を見せたい。

 

 
【了】



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