多角的な視点で発信する野球専門メディアベースボールチャンネル


2000年以降、甲子園での「アベック勝利」はたった1度……苦戦を強いられる北海道勢

2025/08/12 NEW

text By

photo

Getty Images



2000年以降の初戦突破はわずか”3回”……勝ちきれない北北海道

 
 こうしてみると、2000年前半は大敗する試合が目立つが、近年は接戦に持ち込んでいる。しかし、その接戦を勝ちきれない。
 
 2000年以降、2点差以内の夏の甲子園初戦は2勝11敗という厳しい成績になっており、今年の旭川志峯もまさに2点差で敗れた。
 
 2018年には沼田翔平(現:ヤクルト)を擁した旭川大が、翌2019年には能登嵩都(現:オイシックス)がいた旭川大が、そして昨年は半澤理玖(現:駒澤大)がエースだった白樺学園が、いずれも好投手を擁しながらわずかな差で敗れている。
 
 課題はやはり得点力の部分だろう。2000年以降、4得点以上を挙げた初戦はわずか5試合しかなく、平均得点数は2.6。北海道大会では打てても、全国レベルの投手が相手となると、得点力が下がってしまうのが現状だ。
 

1 2 3 4


error: Content is protected !!