2000年以降、甲子園での「アベック勝利」はたった1度……苦戦を強いられる北海道勢
2025/08/12 NEW
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高校野球 夏の甲子園 最新情報
今年の夏の甲子園でも、北・南北海道の代表校は初戦で敗退し、姿を消した。2000年以降、夏の甲子園で北海道勢がともに初戦を突破する「アベック勝利」はわずか1回。特に近年は接戦に持ち込みながらも、北北海道勢は得点力不足、南北海道勢は失点数の多さが目立っている。来年こそ、雪国からの新たな風を吹かせられるか。
今夏の北北海道代表として、11回目の夏出場を果たした旭川志峯。旧校名の旭川大高時代から幾度となく出場していたが、現校名になってからは初の甲子園出場だった。
旭川志峯は今夏の大会3日目に登場し、広島代表の広陵と対戦した。序盤は旭川志峯の先発・大渕蒼空が好投し、3回終了時点で0-0のがっぷり四つとなっていた。
そんな中、4回表に旭川志峯が1死三塁のチャンスを作ると、5番・石田健心のタイムリーヒットで1点を先制した。しかし、その裏にすぐさま同点に追いつかれると、6回、7回と1点ずつ加えられ、惜しくも1-3で敗れた。
初戦で姿を消した旭川志峯だが、過去の成績を見ても北海道勢は甲子園で苦戦している。特に近年は”北北海道勢”が苦しんでおり、2000年以降、北北海道勢が夏の甲子園で初戦突破したのはわずか3回のみだ。2000年以降の北北海道勢の初戦成績は、下記の通りとなっている。
・勝利した試合
2023年 クラーク国際 7-1 前橋商
2011年 白樺学園 3-2 鳥取商
2008年 駒大岩見沢 8-6 下関工
・敗北した試合
2025年 広陵 3-1 旭川志峯
2024年 創成館 1-0 白樺学園
2022年 大阪桐蔭 6-3 旭川大
2021年 明桜 4-2 帯広農
2020年 ※新型コロナウイルス蔓延のため中止
2019年 星稜 1-0 旭川大
2018年 佐久長聖 5-4 旭川大
2017年 仙台育英 15-3 滝川西
2016年 聖光学院 5-3 クラーク国際
2015年 下関商 4-3 白樺学園
2014年 八戸学院光星 4-2 武修館
2013年 福井商 4-3 帯広大谷
2012年 龍谷大平安 9-8 旭川工
2010年 佐賀学園 5-1 旭川実
2009年 常葉橘 2-0 旭川大
2007年 帝京 7-1 駒大岩見沢
2006年 高知商 10-7 白樺学園
2005年 済美 6-0 旭川工
2004年 岩国 6-3 旭川北
2003年 小松島 9-1 旭川大
2002年 福井 10-0 旭川工
2001年 玉野光南 8-0 帯広三条
2000年 柳川 9-2 旭川大