大会第4日目の勝敗予想!横浜、花巻東、智弁和歌山などの常連校が登場【夏の甲子園2025】
2025/08/08 NEW
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高校野球 夏の甲子園 最新情報
第107回全国高等学校野球選手権大会が開幕し、地方大会を勝ち抜いた全49代表校が全国の頂点を目指して激突する。本日の大会4日目は4試合が予定されている。ここではチームの戦力を分析した上で、大会4日目の勝敗予想をしていく。
第1試合 智弁和歌山vs花巻東
この試合は、センバツ準優勝・智弁和歌山(和歌山)の勝利を予想する。
智弁和歌山は投打でバランスの取れたチームだが、特に打撃陣は強力だ。リードオフマンの藤田一波(3年)、福元聖矢(3年)、荒井優聖(2年)など、今春の選抜でも活躍した好打者が揃う。
投手陣も、今春の選抜でチームを準優勝に導いた渡辺颯人(3年)、150キロ超えの速球を投げる宮口龍斗(3年)を擁する。今夏の甲子園でもその実力を発揮できるか注目だ。
一方、花巻東(岩手)も打力が強いチームだ。新田光志朗(3年)、古城大翔(2年)、赤間史弥(2年)のクリーンナップは相手にも脅威となりそうだ。
投手陣は左腕の萬谷堅心(2年)、右腕の金野快(3年)と、左右の主力投手を揃える。
両校ともに打撃力が光るが、投手レベルは智弁和歌山が上回ると判断し、智弁和歌山の勝利を予想した。
第2試合 東洋大姫路vs済美
この一戦は、東洋大姫路(兵庫)の勝利を予想する。
東洋大姫路は、チーム打率.396と高い打撃力を誇る。高畑知季(3年)、白鳥翔哉真(3年)、渡辺拓雲(3年)などの好打者が揃い、特に白鳥は今夏の兵庫大会で打率.680(25打数17安打)という脅威の数字を残した。
投手陣は、右腕の木下鷹大(3年)をはじめ、森皐葵(3年)など制球力の高い投手が揃う。今春の選抜で背番号「1」を背負った阪下漣(3年)にも注目だ。
対する済美(愛媛)は、チーム打率.304と高い数字ではないが、投手陣を中心に勝ち上がってきた。エース右腕・梅原朋貴は、今夏の愛媛大会で35イニングを投げて与四死球7と、制球力が高い。
それでも、東洋大姫路は投打で高いレベルを誇るため、済美にとっては厳しい戦いになると考える。
第3試合 横浜vs敦賀気比
この試合は、センバツ王者・横浜(神奈川)が勝利すると予想する。
今夏の神奈川県大会準々決勝では、平塚学園を相手に0-4から逆転勝ち。準決勝の立花学園戦でも0-3から勝利を収めるなど、粘り強いチームだ。
また、投手陣は剛腕の織田翔希(2年)、二刀流の活躍を見せる奥村頼人(3年)、前田一葵(3年)などの布陣を揃える。野手を見ても、主将の阿部葉太(3年)をはじめ、池田聖摩(2年)、小野舜友(2年)など強打者が多い。
対する敦賀気比は(福井)も、昨秋の新チームからは県内公式戦で無敗を誇るなど、力のあるチームだ。
投手陣は鶴田啓人(2年)、山本竜毅(3年)などの豊富な投手陣を揃え、県大会は継投で勝ち上がってきた。ただ、県大会では投手陣の与四死球がやや多く、不安要素は残る。
それでも、チーム打率.397と打力は高く、主将の岡部飛雄馬(3年)は走攻守でバランスの取れた好打者だ。捕手の小林拓斗(3年)も長打力のある打者だ。
両チームとも、新チーム結成後は県内で無双してきた。今回は県大会の地域レベル、地力の差を考慮して横浜と予想したが、注目の一戦だ。
第4試合 高知中央vs綾羽
この試合は、高知中央(高知)の勝利を予想する。
高知中央の注目は、今夏の高知大会決勝で151キロをマークした堅田徠可(2年)だ。決勝では、今春の選抜甲子園に出場した明徳義塾を相手に2失点完投勝利を収め、一気に注目度を高めた。県大会で背番号「1」を背負った松浦伸広(2年)は制球力が高く、高知中央を決勝まで導いた投手だ。
打撃陣は高山大和(3年)、中村元(2年)が、県大会では好調を維持した。チーム打率は.315と決して高くはないが、接戦の勝ち抜く強さがある。
対する甲子園初出場の綾羽(滋賀)は、チーム打率.367と打力が光るチームだ。今夏の滋賀大会準決勝では、県内屈指の強豪・近江に8-6で打ち勝った。
一方、投手陣は左腕の藤田陸空(3年)、右腕の安井悠人(3年)など複数投手陣を揃えるが、安定感があるとは言い難い。いずれの投手も与四死球がやや多く、被安打も多く浴びている。
打力の高い綾羽だが、高知中央の投手力が上回ると予想する。
【了】